お悔やみ電報は縦書きが正解?横書きとの使い分けと文例・マナーを完全解説
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突然の訃報に接し、深い悲しみのなか、お悔やみの気持ちをどのように伝えればよいか戸惑う方は少なくありません。

特に、弔電を手配する際には、お悔やみの電報は縦書きか横書きかという基本的な書式から、宛名や差出人の書き方、そしてどのような言葉を選べば失礼にあたらないかなど、さまざまなマナーやルールに悩むことでしょう。

急なことであっても、故人を偲び、ご遺族に寄り添う気持ちをきちんと形にして届けたいものです。

この記事では、お悔やみの電報を送る際に多くの方が疑問に思う、縦書きと横書きの選択基準をはじめ、弔電に関するあらゆるマナーを網羅的に解説します。

NTTなどの電報サービスを利用する際の台紙の選び方、故人との関係性に応じた敬称の正しい使い方、会社名義や連名で送る場合の具体的な記載方法、そして注意すべき句読点のルールや避けるべき忌み言葉についても詳しく触れていきます。

さらには、心のこもったメッセージを伝えるための文例や、喪主をはじめとするご遺族への配慮についても丁寧に説明します。

この記事でわかること
  • お悔やみの電報で縦書きと横書きのどちらを選ぶべきか
  • 弔電の台紙選びのポイントとレイアウトの関係性
  • NTTなどの電報サービスで利用できる文例や書体
  • 故人や喪主に対する正しい敬称の使い方
  • 会社名義や連名で弔電を送る際の注意点
  • 句読点や忌み言葉といった弔電特有のルール
  • 弔電と合わせて検討したい供花などの弔意の示し方

 

お悔やみの電報は縦書きか横書きかの基本的なマナー

この章のポイント
  • 一般的には縦書きがより丁寧な印象
  • 弔電の台紙の選び方とレイアウトの関係
  • 信頼できるNTTの電報サービスと書体
  • すぐに使える心のこもった文例の探し方
  • 敬称の使い分けで故人への敬意を示す

一般的には縦書きがより丁寧な印象

お悔やみの電報

お悔やみの電報を送る際、多くの方が最初に悩むのが、お悔やみの電報は縦書きか横書きか、という書式の選択ではないでしょうか。

結論から申し上げますと、弔電においては、一般的に縦書きがより丁寧で正式な形式とされています。

これは、日本の伝統的な筆記スタイルが縦書きであることに由来します。

特に、目上の方やビジネス関係者、ご年配の方へ送る場合、あるいは格式を重んじる場面では、縦書きを選ぶのが最も無難であり、敬意を示す作法として受け入れられやすいでしょう。

縦書きは、厳粛な雰囲気を醸し出し、故人への深い哀悼の意とご遺族への心遣いをより強く表現する効果があります。

一方で、横書きがマナー違反というわけでは決してありません。

近年では、特に親しい友人や同僚など、気心の知れた間柄の方へ送る場合に横書きが選ばれることも増えています。

例えば、メッセージにアルファベットや数字が多く含まれる場合、横書きの方が見やすく、レイアウトもすっきりとまとまります。

また、デザイン性の高い洋風の台紙を選ぶ際には、横書きの方が全体の雰囲気に調和することもあります。

どちらを選ぶか迷った場合は、故人との関係性、ご遺族の状況、そしてご自身の立場を総合的に考慮して判断するのがよいでしょう。

もし判断に迷うのであれば、より丁寧な印象を与える縦書きを選んでおけば、失礼にあたることはまずありません。

  • 目上の方や恩師、取引先など:縦書きを推奨
  • 親しい友人や同僚:縦書きが無難だが横書きでも問題ない
  • デザイン性の高い台紙:台紙のデザインに合わせて選ぶ
  • メッセージの内容:アルファベットや数字が多い場合は横書きが見やすい

弔電の台紙の選び方とレイアウトの関係

お悔やみの電報は、メッセージの内容だけでなく、それを受け取るご遺族の目に最初に触れる台紙も非常に重要です。

台紙を選ぶ際には、故人の人柄やご遺族の悲しみに配慮し、落ち着いたデザインのものを選ぶのが基本的なマナーです。

台紙の選び方のポイントは、故人のイメージや宗教に合わせて選ぶことです。

仏式であれば蓮の花、神式やキリスト教式であればユリの花などが描かれた台紙がよく用いられます。

もし故人の宗教が不明な場合は、特定の宗教色がない、落ち着いたデザインの台紙を選ぶのが無難です。

一般的に、和風のデザインや伝統的な柄の台紙には、縦書きのレイアウトがよく調和します。

スタイリッシュな洋風のデザインや、横長のデザインの台紙の場合は、横書きのレイアウトの方がすっきりとまとまります。

電報サービスによっては、台紙のデザインごとに推奨されるレイアウトが決まっている場合もありますので、申し込みの際に確認するとよいでしょう。

会社として送る場合は、華美になりすぎず、それでいて品格のある、落ち着いたデザインの刺繍台紙などが適しています。

信頼できるNTTの電報サービスと書体

お悔やみの電報

弔電を送る際、どの電報サービスを利用するかという点も重要です。

日本国内で最も広く知られ、信頼性が高いサービスの一つがNTTの電報サービスです。

NTTの電報サービス(D-MAIL)では、弔電専用の台紙が豊富に用意されており、ウェブサイトから24時間いつでも申し込むことができます。

さらに、メッセージを作成する上で見落としがちですが重要な要素が「書体(フォント)」の選択です。

弔電でよく用いられる書体には、「楷書体」や「明朝体」があります。

  • 楷書体:丁寧で読みやすく、手書きのような温かみがある。弔電の書体として最も一般的
  • 明朝体:活字として馴染み深く、知的で落ち着いた印象。ビジネス関係の弔電で選ばれることが多い

書体は、メッセージ全体の印象を大きく左右します。奇抜な書体や装飾的な書体は避け、故人を偲ぶ気持ちが伝わる、落ち着いていて読みやすい書体を選ぶことが大切です。

すぐに使える心のこもった文例の探し方

いざ弔電を送ろうとしても、どのような言葉を選べばよいのか、筆が進まないという方は多いものです。

そのような時に大変役立つのが、電報サービス会社などが提供している「文例集」です。

文例を探す際には、まず「故人との関係性」を基準に探すのが効率的です。

  • ご親族(祖父母、父母、兄弟姉妹、配偶者の親族など)向け
  • ご友人・知人向け
  • 会社関係(上司、同僚、部下、取引先)向け
  • 恩師・先生向け
  • キリスト教など、特定の宗教の方向け

文例をそのまま使うことに抵抗がある場合は、文例をベースに、ご自身の言葉でアレンジを加えるのがおすすめです。

故人との思い出を具体的なエピソードとして一文加えるだけで、ぐっと気持ちが伝わる文章になります。

ただし、長々と書き連ねるのは避け、簡潔にまとめるのがマナーです。

敬称の使い分けで故人への敬意を示す

お悔やみの電報

弔電を作成する上で、最も間違いやすく、かつ非常に重要なのが「敬称」の使い方です。

弔電の宛名は通常、喪主の方になりますが、本文中で故人に言及する際には、喪主から見た故人との続柄に応じた敬称を用います。

例えば、喪主である〇〇様宛ての電報で、亡くなったのが〇〇様のお父様であれば、「お父様」と直接的に書くのではなく、「ご尊父様(ごそんぷさま)」や「お父上様(おちちうえさま)」といった敬称を使います。

主な敬称の一覧表

喪主から見た続柄 敬称 読み方
ご尊父様、お父上様 ごそんぷさま、おちちうえさま
ご母堂様、お母上様 ごぼどうさま、おかあうえさま
ご主人様、ご夫君様 ごしゅじんさま、ごふくんさま
ご令室様、ご令閨様 ごれいしつさま、ごれいけいさま
祖父 ご祖父様、御祖父様 ごそふさま、おじいさま
祖母 ご祖母様、御祖母様 ごそぼさま、おばあさま
息子 ご子息様、ご令息様 ごしそくさま、ごれいそくさま
ご息女様、ご令嬢様 ごそくじょさま、ごれいじょうさま
ご令兄様 ごれいけいさま
ご令弟様 ごれいていさま
ご令姉様 ごれいしさま
ご令妹様 ごれいまいさま

ポイントは、差出人である自分から見た関係ではなく、電報を受け取る喪主から見た関係で敬称を選ぶことです。

例えば、亡くなったのが自分の会社の同僚で、喪主がその方の奥様である場合、故人は自分にとっては「同僚」ですが、喪主である奥様から見れば「ご主人様」となります。

もし、喪主と故人の続柄が分からない場合は、「故〇〇様」のように故人のお名前をそのまま使用するのが最も無難です。

息子の嫁の祖父母へのお悔やみなど、続柄がやや複雑なケースの敬称については、以下の記事もあわせてご覧ください。

息子の嫁の祖父母へのお悔やみの言葉|文例と基本マナー

お悔やみの電報は縦書きか横書きかで迷った時の注意点

この章のポイント
  • 句読点を使わないのが弔電の基本マナー
  • 会社名義や連名で送る場合の書き方
  • 知らないと失礼にあたる忌み言葉とは
  • 宛名は喪主にするのが一般的

句読点を使わないのが弔電の基本マナー

お悔やみの電報

お悔やみの電報を作成する際、日常の手紙や文章と同じ感覚で句読点(「、」読点、「。」句点)を使ってしまう方がいますが、これは弔電におけるマナー違反とされています。

最も一般的な説は、「儀式が滞りなく、スムーズに進み、無事に終わりますように」という願いが込められているというものです。

句読点を使わずに文章を読みやすくするには、「空白(スペース)」を活用します。

文章を区切りたい場所や、読点を打ちたい場所では、代わりに全角または半角のスペースを一つ入れます。

句読点を使った通常の文章例:

「ご尊父様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご生前の笑顔ばかりが思い出され、胸が締めつけられる思いです。ご遺族の皆様も、さぞご傷心のことと存じますが、どうかご自愛ください。」

句読点を避けた弔電の文章例:

「ご尊父様のご逝去の報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
ご生前の笑顔ばかりが思い出され 胸が締めつけられる思いです
ご遺族の皆様も さぞご傷心のことと存じますが どうかご自愛ください」

この句読点に関するルールは、お悔やみの電報は縦書きか横書きかというレイアウトの違いに関係なく適用されます。

会社名義や連名で送る場合の書き方

弔電は個人として送るだけでなく、会社や部署、あるいは友人グループなど、複数人の名義で送るケースも少なくありません。

会社名義で送る場合

  • 会社名+代表者名:最も一般的な形式。「株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇」
  • 会社名+部署名+役職名+個人名:故人や喪主と特に親しい関係にあった部署から送る場合
  • 部署名一同:「株式会社〇〇 営業部一同」のように部署全体からの弔意として

差出人を記載する際には、会社名や部署名を正式名称で、省略せずに書くのがマナーです。会社の住所や連絡先も忘れずに記載しましょう。

連名で送る場合

友人や同僚など、複数人が連名で弔電を送る場合、名前を記載する順番に配慮が必要です。

基本的には、目上の方や年長者から順に、右から左(縦書きの場合)または左から右(横書きの場合)へ記載します。

名前を列挙する場合、一般的には3名程度までとされています。

4名以上になる場合は、代表者1名の名前を記載し、その横(縦書きの場合は下)に「外一同(他一同)」と書き添えるのがスマートな方法です。

  • 3名の場合:山田 太郎 鈴木 次郎 佐藤 三郎
  • 4名以上の場合:山田 太郎 外一同
  • グループの場合:〇〇サークル 有志一同

知らないと失礼にあたる忌み言葉とは

弔電のメッセージを作成する際に、句読点や敬称と並んで細心の注意を払わなければならないのが「忌み言葉(いみことば)」の使用です。

1. 重ね言葉

不幸が「重なる」「繰り返す」ことを連想させるため、使用を避けます。

  • 重ね重ね(かさねがさね) → 「加えて」「深く」などに言い換える
  • たびたび → 「よく」「いつも」などに言い換える
  • ますます → 「さらに」「一段と」などに言い換える
  • くれぐれも → 「十分に」「どうぞ」などに言い換える
  • 次々、追って → 不幸が続くことを連想させるため使用を避ける

言い換え例:「重ね重ねお悔やみ申し上げます」→「深くお悔やみ申し上げます」

2. 直接的な表現や不吉な言葉

  • 死亡、死ぬ → 「ご逝去(ごせいきょ)」「永眠(えいみん)」「他界(たかい)」などに言い換える
  • 生きているうち、生きていた頃 → 「ご生前(ごせいぜん)」「お元気でいらした頃」などに言い換える
  • 苦しむ → 「ご療養」「闘病」などの言葉も状況によっては避けた方が良い場合がある
  • 浮かばれない、迷う → 仏教用語で成仏できないことを意味するため避ける

これらの忌み言葉は、お悔やみの電報は縦書きか横書きかという形式に関係なく、絶対に使わないようにしましょう。

また、宗教によっても特定の忌み言葉があります。

キリスト教では故人は神のもとに召されると考えられるため、「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語は使用しません。

代わりに、「安らかな眠りにつかれますよう、心よりお祈り申し上げます」といった表現を用います。

宛名は喪主にするのが一般的

お悔やみの電報の宛名は、葬儀を取り仕切る責任者である「喪主(もしゅ)」の方のお名前で送るのが基本です。

宛名の書き方は、「(喪主のフルネーム)様」とします。

もし喪主のお名前が分からない場合は、故人のお名前を借りて記載します。

  • 宛名:喪主のフルネーム。不明な場合は「故 〇〇様 ご遺族様」
  • 送り先:通夜・告別式が行われる斎場またはご自宅の住所
  • 補足:斎場宛の場合は、喪家名(〇〇家)も記載する

お花券でのお悔やみの渡し方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

お花券のお悔やみの渡し方|失礼にならない基本マナーを解説

まとめ:お悔やみの電報は縦書きか横書きかより心が大切

お悔やみの電報は縦書きか横書きかという基本的な書式の問題から、台紙の選び方、敬称の使い方、忌み言葉、宛名の書き方まで、覚えるべきルールは数多くあります。

これらの形式やマナーをきちんと守ることは、ご遺族に対して敬意と配慮を示す上で非常に重要です。

しかし、最も忘れてはならないのは、形式以上に、故人を心から偲び、悲しみに暮れるご遺族を慰めたいという「気持ち」そのものです。

訃報は突然訪れるものです。

動揺し、悲しむ中で、遠方であったり、やむを得ない事情でどうしても葬儀に参列できない場合に、せめてものお悔やみの気持ちを伝える手段が弔電です。

迷ったときは、基本に立ち返り、「丁寧さ」を心がけることが大切です。

また、弔意を示す方法は弔電だけではありません。

香典や供花を送ることも、お悔やみの気持ちを伝える立派な方法です。

中でも、胡蝶蘭はその上品で清楚な佇まいから、お祝いのシーンだけでなく、お悔やみの場にもふさわしい花として選ばれています。

白の胡蝶蘭は、その凛とした美しさで、厳粛な場にふさわしい品格を添え、ご遺族の心を静かに慰めてくれるでしょう。

この記事のまとめ
  • お悔やみの電報は縦書きか横書きかで迷ったら縦書きがより丁寧
  • 横書きは親しい間柄や洋風の台紙に適している
  • 台紙は故人の人柄や宗教に配慮し落ち着いたデザインを選ぶ
  • 弔電の書体は楷書体か明朝体が一般的
  • 文例集を参考にしつつ自分の言葉を添えると気持ちが伝わる
  • 敬称は喪主から見た続柄で正しく使い分ける
  • 本文に句読点「、」「。」は使わずスペースで区切るのがマナー
  • 「重ね重ね」などの重ね言葉や「死」などの直接的な表現は忌み言葉
  • 会社名義や連名で送る際は差出人の順序や書き方に注意する
  • 宛名は葬儀の責任者である喪主にするのが基本
  • 形式やマナー以上に故人を偲び遺族を思う心が最も重要
  • 弔意を示す方法として弔電のほかに供花も有効な選択肢

息子の嫁の祖父母へのお悔やみの言葉については、以下の記事もあわせてご覧ください。

息子の嫁の祖父母へのお悔やみの言葉|文例と基本マナー

お花券のお悔やみの渡し方については、以下の記事をご覧ください。

お花券のお悔やみの渡し方|失礼にならない基本マナーを解説

 

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