取引先へ贈る胡蝶蘭の相場とマナー|失敗しない選び方
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取引先への贈り物として、胡蝶蘭は非常に人気のある選択肢です。

その優雅な見た目と「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉から、開店祝いや就任祝いなど、さまざまなお祝いのシーンで選ばれています。

しかし、いざ贈るとなると、胡蝶蘭の相場は取引先にいくらくらいのものが適切なのか、悩む方も少なくないでしょう。

安すぎるものを贈って失礼にあたらないか、逆に高価すぎても相手に気を遣わせてしまうのではないか、といった心配は尽きません。

法人として贈る場合、会社の品位を損なわないためにも、適切な胡蝶蘭の値段や選び方、そして立て札などのマナーをしっかりと把握しておくことが重要です。

特に、3本立ちや5本立ちといった種類の違いが価格にどう影響するのか、また、どのようなラッピングを選べば良いのかなど、細かい点まで配慮が求められます。

この記事では、胡蝶蘭の相場は取引先に贈る際に知っておくべき基本的な知識から、具体的なシーン別の相場、さらには贈答マナーまでを網羅的に解説します。

最後までお読みいただくことで、あなたのビジネスシーンにおける贈り物選びの不安を解消し、自信を持って胡蝶蘭を贈れるようになるでしょう。

この記事でわかること
  • ➤取引先に贈る胡蝶蘭の基本的な相場
  • ➤胡蝶蘭の値段を決める4つの要素
  • ➤定番の3本立ちと5本立ちの価格帯と選び方
  • ➤開店祝いや就任祝いなどシーン別の適切な相場
  • ➤法人ギフトとして恥をかかないための贈答マナー
  • ➤立て札の正しい書き方と注意点
  • ➤ラッピングの色が与える印象と選び方

恥をかかない胡蝶蘭の相場は取引先への配慮で決まる

この章のポイント
  • ➤胡蝶蘭の値段を左右する4つのポイント
  • ➤定番の3本立ちを選ぶ際の注意点
  • ➤見栄えが良い5本立ちの価格帯
  • ➤失敗しない胡蝶蘭の選び方とは
  • ➤法人ギフトで押さえるべきこと

胡蝶蘭の値段を左右する4つのポイント

胡蝶蘭の値段は、見た目の華やかさや品質によって大きく変動します。

なぜこれほどまでに価格に幅があるのか、その理由を理解しておくことは、予算に応じて最適な一鉢を選ぶ上で非常に重要です。

主に、胡蝶蘭の価格を決定づける要素は4つあると考えられています。

これらのポイントを押さえることで、お店で提示された価格が妥当であるかを判断する基準を持つことができます。

闇雲に高価なものを選ぶのではなく、価格の背景にある価値を理解して選ぶことが、賢い法人ギフトの第一歩と言えるでしょう。

値段を決める要素1:本数

最も分かりやすく価格に影響するのが「本数」です。

これは、一つの鉢に植えられている胡蝶蘭の茎の数を指します。

一般的に、ビジネスシーンでよく選ばれるのは3本立ちや5本立ちです。

当然ながら、本数が多くなるほど使用される苗の数が増えるため、価格は高くなります。

3本立ちであれば15,000円から30,000円程度が相場ですが、5本立ちになると30,000円から50,000円、あるいはそれ以上になることも珍しくありません。

7本立ちや10本立ちといった、さらに豪華なものも存在し、これらは企業の創立記念日や大規模な式典など、特別な機会に贈られることが多いです。

贈る相手との関係性やお祝いの規模感を考慮して、適切な本数を選ぶことが求められます。

値段を決める要素2:輪数

次に重要なのが「輪数」、つまり1本の茎についている花の数です。

同じ3本立ちの胡蝶蘭であっても、輪数が多ければ多いほど、その見た目は豪華で華やかになります。

輪数が多い胡蝶蘭は、それだけ長く、丁寧に育てられた証拠であり、栽培にかかる手間と時間が価格に反映されるのです。

例えば、3本立ちで合計の輪数が30輪程度のものと、45輪以上のものでは、価格に1万円以上の差がつくこともあります。

カタログやオンラインショップで胡蝶蘭を選ぶ際には、「3本立ち36輪以上」といったように、輪数が明記されている商品を選ぶと、品質の比較がしやすくなります。

見た目のボリューム感を重視する場合には、本数だけでなく輪数にも注目することが大切です。

値段を決める要素3:花の大きさや品質

胡蝶蘭の花一輪一輪の大きさや、花びらの厚み、色の均一性といった「品質」も価格を左右する大切な要素です。

高品質な胡蝶蘭は、花が大きく、形が整っており、並び方も美しくそろっています。

花びらに傷やシミがなく、瑞々しさに満ちているものは、それだけ価値が高いと評価されます。

これらは生産者の技術力や管理体制の高さを物語るものであり、価格に反映されるのは当然と言えるでしょう。

特に、品評会で金賞を受賞するような生産者が育てた胡蝶蘭は、ブランド価値も加わり、高価になる傾向があります。

細部までこだわり抜かれた高品質な胡蝶蘭は、贈り主の誠意を伝える上で、これ以上ない贈り物となります。

値段を決める要素4:色や品種の希少性

胡蝶蘭には様々な色や品種が存在し、その「希少性」も価格に影響します。

ビジネスシーンで最も一般的に選ばれるのは、清純でフォーマルな印象を与える白色の大輪です。

白色は生産量も安定しているため、比較的手頃な価格で見つけることができます。

一方で、ピンクやリップ(中心が赤い)タイプは、少し華やかさを加えたい場合に選ばれます。

さらに、青色や紫色の胡蝶蘭は、特殊な染色技術を用いて作られており、その珍しさから価格が高くなる傾向にあります。

また、黄色や緑色といった品種も存在しますが、これらは生産量が少なく希少価値が高いため、白色の同クラスの胡蝶蘭よりも高価です。

他社と差別化を図りたい場合や、相手のコーポレートカラーに合わせて贈りたい場合には、こうした珍しい色の胡蝶蘭を検討するのも一つの手でしょう。

要素 価格への影響 具体例
本数 本数が多いほど高価になる 3本立ち:1.5万~3万円、5本立ち:3万~5万円
輪数 1本あたりの花の数が多いほど高価になる 3本立ち30輪と3本立ち45輪では価格が大きく異なる
品質 花の大きさ、形の均一性、鮮度が高いほど高価になる 品評会受賞歴のある生産者のものは高価
希少性 珍しい色や品種は高価になる 定番の白に比べ、青や緑の胡蝶蘭は価格が高い傾向

定番の3本立ちを選ぶ際の注意点

ビジネスシーンにおける胡蝶蘭の贈り物として、最もスタンダードで選ばれることが多いのが「3本立ち」です。

程よいボリューム感がありながら、置き場所にも困りにくく、さまざまなお祝いのシーンに対応できる万能さを持っています。

価格帯も比較的手頃なものが多く、一般的な取引先へのお祝いであれば、3本立ちを選ぶことでまず間違いはないでしょう。

しかし、「定番だから」という理由だけで安易に選んでしまうと、思わぬところで評価を下げてしまう可能性も否定できません。

ここでは、3本立ちの胡蝶蘭を選ぶ際に注意すべきポイントについて、詳しく解説していきます。

3本立ちの価格相場

3本立ち胡蝶蘭の価格相場は、一般的に15,000円から30,000円程度です。

この価格帯の中で、花の数(輪数)や品質によって値段が変動します。

例えば、15,000円前後のものでは、合計の輪数が30輪前後のものが多く、比較的小ぶりな印象です。

一方で、30,000円に近づくにつれて、輪数は40輪を超え、花も大輪で高品質なものが増えてきます。

20,000円から25,000円の価格帯が、品質と価格のバランスが取れた商品が多く、法人ギフトとしては最も選ばれやすいボリュームゾーンと言えるかもしれません。

予算を伝える際に、「3本立ちで2万円程度のものを」と具体的に指定すると、花屋さんも提案しやすくなります。

どのようなシーンに適しているか

3本立ちは、その汎用性の高さから、幅広いビジネスシーンで活躍します。

具体的な例をいくつか挙げてみましょう。

  • 取引先の新規開店・開業祝い
  • オフィスの移転祝い
  • 担当部署の栄転・昇進祝い
  • 周年記念のお祝い
  • 一般的なお付き合いのある取引先への贈り物

これらのシーンでは、過度に豪華すぎず、しかしお祝いの気持ちはしっかりと伝わる3本立ちが最適です。

特に、相手先のスペースが限られている可能性がある場合や、他にもたくさんのお祝いが届くことが予想される場合には、大きすぎない3本立ちが喜ばれる傾向にあります。

輪数と見た目のバランスを考える

3本立ちを選ぶ上で最も重要なのが、輪数と見た目のバランスです。

同じ3本立ちでも、輪数が少なければ少し寂しい印象を与えてしまうかもしれません。

逆に輪数が多ければ、3本立ちとは思えないほどのボリューム感を演出できます。

法人ギフトとして贈る場合、最低でも合計30輪以上、できれば36輪から42輪程度のものを選ぶと、見栄えが良く、安っぽく見えることはないでしょう。

オンラインショップなどで購入する際は、商品写真だけでなく、輪数が明記されているかを必ず確認してください。

また、花の並びが美しく整っているかも大切なポイントです。

高品質な胡蝶蘭は、花の向きが一定方向にきれいに揃えられており、全体としての一体感があります。

細部へのこだわりが、贈り主の品格を物語るのです。

見栄えが良い5本立ちの価格帯

より一層の豪華さと格調高さを求めるのであれば、「5本立ち」の胡蝶蘭が選択肢となります。

3本立ちに比べて茎の本数が多い分、その存在感は圧倒的で、お祝いの場を華やかに彩ります。

特に重要な取引先や、会社の代表として贈る場合、また、他社からのお祝い花と並んだ際にも見劣りしないようにしたい、といった場合には5本立ちが最適です。

ただし、その分価格も高くなるため、どのようなシーンで選ぶべきか、その価格帯はどのくらいなのかを事前に把握しておくことが肝心です。

ここでは、5本立ち胡蝶蘭の価格帯と、その選び方について掘り下げていきます。

5本立ちの価格相場

5本立ち胡蝶蘭の価格相場は、30,000円から50,000円が中心となります。

もちろん、これ以上の価格帯のものも存在し、輪数が70輪を超えるような最高級品になると、100,000円近くになることもあります。

30,000円台のものは、5本立ちの中でも比較的にスタンダードなクラスで、輪数は50輪前後が目安です。

これでも十分に豪華な印象を与えます。

50,000円クラスになると、輪数が60輪以上になり、花の一つ一つも大輪で、まさに圧巻の一言です。

企業の代表者、例えば社長の就任祝いや、特に懇意にしている取引先の創立記念パーティーなど、絶対に外せない重要な場面で選ばれることが多い価格帯です。

予算に余裕があり、最大限のお祝いの気持ちを表現したい場合に検討すると良いでしょう。

5本立ちが推奨されるお祝いシーン

5本立ちの胡蝶蘭は、その豪華さから、贈るシーンをある程度選びます。

どのような場合に5本立ちを選ぶのが適切か、具体的な例を見てみましょう。

  • 特に重要な取引先の社長・役員就任祝い
  • 大規模な店舗や旗艦店の開店祝い
  • 企業の創立30周年、50周年といった節目の記念式典
  • 株式上場のお祝い
  • 選挙の当選祝い

これらのシーンは、企業にとっても個人にとっても、非常に重要で特別な意味を持つものです。

そうしたハレの日に、5本立ちの胡蝶蘭を贈ることは、相手への深い敬意と、今後のより一層の関係発展を願う強いメッセージとなります。

周りに並ぶであろう他のお祝い花の中でも、ひときわ目を引く存在となるはずです。

設置スペースへの配慮も忘れずに

5本立ちの胡蝶蘭を選ぶ際に、一つ注意しておきたいのが設置スペースです。

5本立ちは鉢も大きく、全体としての幅もかなりのものになります。

そのため、贈る相手先のオフィスや店舗に、それを置くための十分なスペースがあるかを確認しておくことが望ましいです。

もし可能であれば、事前に相手の担当者に「お祝いのお花を贈らせていただきたいのですが、大きなものを置くスペースはございますでしょうか」と、それとなく確認しておくと、より親切でしょう。

せっかくの豪華な贈り物が、置き場所に困る「ありがた迷惑」になってしまっては元も子もありません。

相手への細やかな配慮こそが、ビジネスにおける信頼関係を築く上で最も大切なことなのです。

失敗しない胡蝶蘭の選び方とは

胡蝶蘭の相場や本数の違いを理解した上で、次に重要になるのが、実際にどのような個体を選べば良いのかという「選び方」の知識です。

せっかく予算に合ったものを見つけても、届いた花がすぐに枯れてしまったり、見た目が貧弱だったりしては、贈り主の顔に泥を塗ることになりかねません。

特に、インターネット通販などを利用する場合は、実物を直接見ることができないため、信頼できるショップ選びと、商品の詳細情報を確認することが不可欠です。

ここでは、ビジネスギフトとして胡蝶蘭を贈る際に、失敗しないための具体的な選び方のポイントを、ステップバイステップで解説します。

ステップ1:信頼できる販売店を選ぶ

胡蝶蘭選びの成否は、販売店選びで8割が決まると言っても過言ではありません。

信頼できる販売店の特徴は以下の通りです。

  1. 胡蝶蘭を専門的に扱っている、または品揃えが豊富
  2. 商品説明(輪数、サイズなど)が詳細に記載されている
  3. 発送前に実際の商品写真を送ってくれるサービスがある
  4. 立て札やラッピングのオプションが充実している
  5. 法人向けの販売実績が豊富で、口コミや評判が良い

特に、「発送前の写真送付サービス」は、オンラインで注文する際の不安を解消してくれる非常に有効なサービスです。

どのような花が、どのような立て札と共に贈られるのかを事前に確認できるため、安心して任せることができます。

また、法人向けの販売実績が豊富な店舗は、ビジネスシーン特有のマナーや要望を熟知しているため、スムーズな対応が期待できます。

ステップ2:花の健康状態をチェックする

胡蝶蘭を選ぶ際には、花の健康状態を見極めることが長持ちさせるための鍵となります。

実店舗で選ぶ場合はもちろん、送られてくる写真を確認する際にも、以下のポイントに注目してください。

  • 花びら:傷やシミがなく、肉厚でハリがあるか。
  • 葉:濃い緑色で、ツヤがあるか。黄色く変色したり、シワが寄ったりしていないか。
  • 根:鉢の表面から見える根が、緑色で生き生きしているか。(黒く腐っているのはNG)
  • つぼみ:茎の先端に、つぼみが数個ついているか。全てのつぼみが開花しているものより、これから咲くつぼみがある方が長く楽しめます。

特に葉の状態は、株全体の健康状態を示すバロメーターです。

元気な葉がついている胡蝶蘭は、花も長く咲き続けてくれる可能性が高いです。

ステップ3:贈るタイミングを最適化する

贈り物は、その内容だけでなく、贈るタイミングも非常に重要です。

開店祝いや開業祝いであれば、オープンの前日か当日の午前中に届くように手配するのが一般的です。

前日に届けることで、開店準備で忙しい当日を避けつつ、オープン時には華やかな花を飾ってもらうことができます。

就任祝いの場合は、就任の正式発表後、なるべく早い時期(就任初日から1週間以内)に届けるのがマナーです。

また、お祝い事の直前は注文が殺到する可能性があるため、少なくとも1週間前には注文を済ませておくと安心です。

特に、特定の色や品種を希望する場合は、早めの手配が不可欠です。

贈り先の営業日や休業日も事前に確認し、相手が確実に受け取れる日時を指定する配慮も忘れないようにしましょう。

法人ギフトで押さえるべきこと

法人として胡蝶蘭を贈る場合、個人間の贈り物とは異なり、いくつか注意すべき特有のポイントが存在します。

これらは、ビジネスマナーの一環として、また、経理上の処理をスムーズに行うためにも、必ず押さえておきたい事柄です。

贈り物という行為そのものが、企業の品格や信頼性を表す機会であることを忘れずに、細部まで配慮の行き届いた対応を心がける必要があります。

ここでは、法人ギフトとして胡蝶蘭を贈る際に、特に重要となる経費計上の方法と、それに伴う書類の扱いについて解説します。

これらの知識は、総務や経理担当者だけでなく、実際に贈り物を手配する営業担当者も知っておくべき内容です。

経費として計上する場合の勘定科目

法人が取引先へ贈る胡蝶蘭の購入費用は、経費として計上することが可能です。

その際に使用される勘定科目は、主に「接待交際費」となります。

接待交際費とは、得意先や仕入先その他事業に関係のある者等に対する接待、供応、慰安、贈答その他これらに類する行為のために支出するものを指します。

胡蝶蘭の贈答は、まさにこの定義に当てはまります。

経費として計上するためには、その支出が事業の遂行上必要であったことを証明する必要があります。

そのため、誰に、どのような目的で贈ったのかを明確にしておくことが大切です。

例えば、「株式会社〇〇様 新社屋落成祝いとして」といった記録を残しておくと、税務調査などがあった際にもスムーズに説明できます。

なお、不特定多数の人を対象とした広告宣伝を目的とする場合は「広告宣伝費」として計上することもありますが、特定の取引先へのお祝いとして贈る胡蝶蘭は、接待交際費として処理するのが一般的です。

領収書や請求書の重要性

経費計上を行う上で、その支出を証明する書類は絶対に必要です。

胡蝶蘭を購入した際には、必ず「領収書」または「請求書」を発行してもらい、大切に保管してください。

領収書を依頼する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 宛名:自社の正式名称を正確に記載してもらう。(「上様」は避ける)
  • 但し書き:「お品代として」ではなく、「御祝花代として」「胡蝶蘭代として」など、具体的な内容を記載してもらう。
  • 日付:実際に支払いを行った日付を記載してもらう。
  • 発行者:販売店の名称、住所、連絡先が明記されているか確認する。

最近では、オンラインでの注文も増えていますが、その場合でもPDF形式などで領収書を発行してもらえるか、事前に確認しておきましょう。

これらの書類がなければ、たとえ実際に支出していても、税法上は経費として認められない可能性があります。

たかが書類一枚と軽視せず、法人としての責任ある対応を徹底することが、健全な企業経営の基本となります。

贈り物選びから経理処理まで、一連の流れをスムーズに行うことで、ビジネスはより円滑に進んでいくのです。

喜ばれる胡蝶蘭の相場は取引先との関係性で変わる

この章のポイント
  • ➤開店祝いに最適な胡蝶蘭の価格
  • ➤社長の就任祝いの金額はいくら?
  • ➤立て札で失敗しないための基本
  • ➤知っておきたい贈答時のマナー
  • ➤ラッピングの色が持つ意味合い
  • ➤まとめ:胡蝶蘭の相場は取引先への気持ちが大切

開店祝いに最適な胡蝶蘭の価格

取引先の新しい門出である「開店祝い」。

お店やオフィスの入り口を華やかに彩る胡蝶蘭は、この上ない贈り物です。

道行く人々の目にも留まり、お店の宣伝効果も期待できるため、贈り先にも大変喜ばれます。

しかし、開店祝いと一言で言っても、相手との関係性の深さや、お店の規模によって適切な胡蝶蘭の相場は異なってきます。

ここでは、取引先の開店祝いに胡蝶蘭を贈る際の価格相場を、具体的な関係性ごとに分けて詳しく見ていきましょう。

適切な価格帯を把握することで、相手に気を遣わせすぎず、かつお祝いの気持ちをしっかりと伝えられる贈り物選びが可能になります。

一般的な取引先への相場

日頃からお付き合いのある、一般的な取引先への開店祝いであれば、相場は10,000円から20,000円程度です。

この価格帯であれば、見栄えのする3本立ちの胡蝶蘭を選ぶことができます。

あまりに高価なものを贈ると、かえって相手に恐縮させてしまう可能性があるため、このくらいの価格帯が無難と言えるでしょう。

複数社からお祝いが届く中でも、決して見劣りすることなく、かつ悪目立ちもしない、ちょうど良いバランスを保つことができます。

特に付き合いが始まったばかりの取引先などであれば、15,000円前後を目安に考えると良いでしょう。

清廉な印象を与える白色の胡蝶蘭が最もフォーマルで間違いありません。

重要な取引先への相場

会社の売上に大きく貢献してくれている、あるいは今後のビジネス展開においてキーとなるような重要な取引先への開店祝いとなると、相場はぐっと上がります。

この場合の相場は、30,000円から50,000円程度を見ておくと良いでしょう。

この価格帯になると、豪華な5本立ちの胡蝶蘭を選ぶことが可能になります。

その圧倒的な存在感は、数あるお祝い花の中でもひときわ目を引き、贈り主である自社の名前を強く印象付けることができます。

これからの末永いお付き合いを願う気持ちと、日頃の感謝を形にする上で、5本立ちの胡蝶蘭は最適な選択です。

会社の代表として、社長名で贈る場合にも、このクラスの胡蝶蘭がふさわしいと言えます。

相手のコーポレートカラーが分かっていれば、その色に合わせたラッピングを施すといった心遣いも喜ばれるでしょう。

取引先との関係性 価格相場 推奨される胡蝶蘭
友人・知人 5,000円~10,000円 ミディ胡蝶蘭、小ぶりの3本立ち
一般的な取引先 10,000円~20,000円 3本立ち(30輪前後)
重要な取引先 30,000円~50,000円 3本立ち(45輪以上)、5本立ち
特に親しい、重要な取引先 50,000円~ 5本立ち以上、特注品

社長の就任祝いの金額はいくら?

取引先の社長や役員が新たに就任された際のお祝いは、ビジネスにおける人間関係を円滑にする上で非常に重要なイベントです。

特に社長就任は、その会社にとっての一大ニュースであり、お祝いを贈ることで、今後の良好な関係構築への意欲を示すことができます。

このような重要なお祝いの場面では、格式高い胡蝶蘭が最もふさわしい贈り物と言えるでしょう。

では、社長の就任祝いに贈る胡蝶蘭の金額は、一体いくらくらいが適切なのでしょうか。

安すぎては失礼ですし、高すぎても相手の負担になりかねません。

ここでは、社長就任祝いにおける胡蝶蘭の相場と選び方のポイントを解説します。

就任祝いの一般的な相場

社長の就任祝いに贈る胡蝶蘭の相場は、一般的に30,000円から50,000円とされています。

これは、開店祝いの中でも「重要な取引先」に贈る場合と同等の価格帯です。

社長就任というお祝いの格を考えると、やはりボリュームのある豪華なものが望ましいとされます。

この価格帯であれば、見栄えのする大輪の3本立ち(45輪以上)や、スタンダードな5本立ちを選ぶことができます。

数多く届くであろうお祝いの胡蝶蘭の中でも、決して見劣りすることのない、堂々とした一鉢を贈ることができます。

会社の代表として贈るわけですから、ある程度の予算を確保し、しっかりとした品質のものを選ぶことが重要です。

関係性の深さで金額を調整

もちろん、すべての取引先に対して一律に同じ金額のものを贈る必要はありません。

ここでもやはり、相手企業との関係性の深さが金額を決定する上での重要な判断基準となります。

例えば、長年にわたって非常に緊密な協力関係にある企業の社長就任であれば、50,000円以上の、より豪華な5本立ちや7本立ちを贈ることも考えられます。

一方で、まだ付き合いが浅いものの、今後の関係発展を期待して贈るというケースであれば、20,000円から30,000円程度の3本立ちでも、十分にお祝いの気持ちは伝わるでしょう。

大切なのは、自社と相手企業との関係性を客観的に判断し、それに見合った予算を設定することです。

迷った場合は、30,000円を目安に考えると、大きな失敗はないでしょう。

贈るタイミングに注意

就任祝いの胡蝶蘭を贈るタイミングは、非常にデリケートな問題です。

必ず、社長就任が正式に発表されてから贈るようにしてください。

内定の段階や、非公式な情報で動いてしまうのは、ビジネスマナーとして絶対に避けなければなりません。

正式な発表後、可能であれば就任当日の午前中に届くように手配するのがベストです。

もし当日が難しい場合でも、就任から1週間以内には届くようにしましょう。

あまり時間が経ちすぎると、お祝いの気持ちも薄れてしまいます。

また、大安などのお日柄の良い日を選んで贈るというのも、日本のビジネス慣習においては喜ばれる配慮の一つです。

立て札で失敗しないための基本

胡蝶蘭をビジネスギフトとして贈る際、花そのものと同じくらい、いや、それ以上に重要と言えるのが「立て札(たてふだ)」です。

立て札は、その花が誰から誰へ、どのような目的で贈られたのかを示す、いわば胡蝶蘭の「顔」となる部分です。

ここに不備があったり、マナー違反があったりすると、せっかくの素晴らしい贈り物も台無しになってしまいます。

特に法人ギフトの場合、立て札は自社の名前を掲げる看板のようなものですから、細心の注意を払う必要があります。

ここでは、立て札を書く上で絶対に押さえておくべき基本的なルールと、具体的な書き方の例をご紹介します。

立て札に記載すべき3つの要素

ビジネス用途の立て札には、基本的に以下の3つの要素を記載します。

  1. お祝いの言葉(頭書き):何のお祝いなのかを簡潔に示します。
  2. 贈り主の名前:誰からの贈り物なのかを明記します。
  3. 贈り先の名前(名宛人):誰への贈り物なのかを記載します。(省略する場合もあります)

これらの要素を、決められた形式に沿ってバランス良く配置することが求められます。

中でも最も重要なのが「お祝いの言葉」と「贈り主の名前」です。

贈り先の名前は、お届け先が明確であれば省略してもマナー違反にはなりません。

お祝いの言葉(頭書き)の具体例

お祝いの言葉は、赤色で目立つように書かれるのが一般的です。

お祝いのシーンに応じて、適切な言葉を選ぶ必要があります。

  • 開店・開業祝い:「祝」「御祝」「祝 御開店」「祝 御開業」
  • 移転祝い:「祝 御移転」
  • 就任祝い:「祝 御就任」「祝 社長御就任」
  • 周年記念:「祝 創立◯周年」
  • 上場祝い:「祝 御上場」

どのシーンでも使える万能な言葉は「祝」や「御祝」ですが、できるだけ具体的なお祝いの内容を入れた方が、より丁寧な印象を与えます。

文字数に制限がある場合もあるため、注文時に確認しましょう。

贈り主・贈り先の書き方

贈り主の名前は、黒色ではっきりと記載します。

これが、誰からの贈り物かを示す最も重要な部分です。

【基本形】

会社名のみ:〇〇株式会社

会社名+役職+個人名:〇〇株式会社 代表取締役 〇〇 〇〇

連名で贈る場合:〇〇株式会社 社員一同

法人として贈る場合は、必ず正式名称で、株式会社を(株)などと省略せずに記載するのがマナーです。

代表者名で贈る場合は、役職を忘れずに記載しましょう。

贈り先の名前を記載する場合は、「〇〇株式会社様へ」「代表取締役 〇〇 〇〇 様」のように敬称をつけますが、前述の通り、省略することも一般的です。

特に、不特定多数の来客の目に触れる開店祝いなどでは、贈り主の名前をアピールするために、あえて贈り先の名前を省略することも少なくありません。

【立て札の記載例】

祝 御開店

〇〇株式会社

代表取締役 鈴木一郎

知っておきたい贈答時のマナー

胡蝶蘭を贈るという行為は、単に物を贈るだけではありません。

そこには、相手への敬意や祝福の気持ち、そして自社の品格が表れます。

だからこそ、胡蝶蘭選びや立て札の書き方だけでなく、贈答にまつわる一連のマナーをしっかりと守ることが、ビジネスパーソンとして不可欠なスキルとなります。

知らず知らずのうちにマナー違反を犯してしまい、かえって相手に不快な思いをさせてしまうことだけは避けたいものです。

ここでは、意外と見落としがちな、しかし非常に重要な贈答時のマナーについて、いくつかのポイントに絞って解説します。

贈る日のお日柄を考慮する

日本では古くから、お祝い事には「お日柄」、つまり暦の上での吉日を選ぶという習慣があります。

科学的な根拠はないものの、ビジネスの世界では、こうした縁起を大切にする文化が今なお根強く残っています。

お祝いの胡蝶蘭を届ける日も、可能であれば吉日を選ぶと、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

代表的な吉日としては、「大安(たいあん)」が最も有名です。

「大いに安し」という意味で、何事を行うにも吉とされる日です。

その他にも、午前中が吉とされる「友引(ともびき)」や、正午以外は吉とされる「先勝(せんしょう)」なども、お祝い事を始めるのに良い日とされています。

逆に、「仏滅(ぶつめつ)」は万事に凶とされるため、お祝いの品を届ける日としては避けるのが一般的です。

相手が特に気にしない場合もありますが、念のため配慮しておくことで、マイナスになることは決してありません。

忌み言葉や縁起の悪い数字を避ける

お祝いのメッセージカードを添える場合や、立て札の文面を考える際には、「忌み言葉」を使わないように注意が必要です。

忌み言葉とは、不幸や不吉なことを連想させる言葉のことです。

例えば、開店祝いであれば、「燃える」「焼ける」「倒れる」「潰れる」といった言葉は火事や倒産を連想させるため、絶対に使ってはいけません。

また、「赤」という色も、赤字や火事を連想させるため、お祝いのラッピングやメッセージカードでは避けるのが無難とされています。

さらに、数字に関しても、「4(死)」や「9(苦)」は縁起が悪い数字として知られています。

胡蝶蘭の本数や輪数でこれらの数字になることは稀ですが、覚えておくと良いでしょう。

細かすぎると感じるかもしれませんが、こうした細やかな配慮が、相手からの信頼を得る上で重要になるのです。

贈り物が可能か事前に確認する

良かれと思って贈ったお祝いが、実は相手にとっては迷惑になってしまうケースもあります。

例えば、相手のオフィスが非常にコンパクトで、大きな鉢植えを置くスペースが全くない場合や、会社の規定で生花の受け取りを禁止している場合などです。

また、最近では、衛生上の理由から、病院やクリニックへの生花の贈り物を辞退されるケースも増えています。

こうした事態を避けるため、もし可能であれば、事前に相手の担当者へ確認を取るのが最も確実です。

「この度はおめでとうございます。ささやかですが、お祝いのお花を贈らせていただきたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」といった形で、丁寧にお伺いを立てましょう。

事前の確認は、相手への配慮の表れであり、決して失礼にはあたりません。

むしろ、一方的に送りつけるよりも、ずっとスマートな対応と言えるでしょう。

ラッピングの色が持つ意味合い

胡蝶蘭を贈る際、最後の仕上げとして重要な役割を果たすのが「ラッピング」です。

ラッピングは、胡蝶蘭をより一層華やかに見せるだけでなく、贈り主のセンスや気持ちを表現するための大切な要素です。

何気なく選んでいるラッピングの色にも、実はそれぞれが持つ意味合いや与える印象があります。

お祝いのシーンや、贈る相手のイメージに合わせて最適な色を選ぶことで、贈り物の価値をさらに高めることができます。

ここでは、ビジネスシーンでよく使われるラッピングの色が持つ意味と、その選び方のポイントについて解説していきます。

フォーマルシーンでの定番カラー

ビジネスにおけるフォーマルなお祝いの場面で、最も間違いのないラッピングカラーは、ゴールドやシルバー、そして白です。

  • ゴールド系:豪華、高級、成功といったイメージを与えます。社長就任祝いや上場祝いなど、格調高いお祝いのシーンに最適です。白い胡蝶蘭との相性も抜群です。
  • シルバー系:洗練、スタイリッシュ、知的といった印象を与えます。IT企業やデザイン事務所など、先進的なイメージの企業への贈り物に適しています。
  • ホワイト系:清潔、純粋、神聖といった意味合いを持ちます。どんな色の胡蝶蘭にも合わせやすく、控えめでありながら上品な仕上がりになります。

どの色を選ぶか迷った場合は、これらの定番カラーから選べば、まずマナー違反になることはありません。

特にゴールドは、お祝いの雰囲気を一層盛り上げる効果があるため、人気が高い色です。

コーポレートカラーに合わせる上級テクニック

もし、贈る相手の企業のコーポレートカラーが分かっているなら、その色に合わせたラッピングを選ぶというのも、非常に喜ばれる上級テクニックです。

例えば、コーポレートカラーが青色の企業であれば、落ち着いたブルー系のラッピングを施すことで、「あなたの会社をよく理解していますよ」というメッセージを伝えることができます。

これは、相手への深い関心と敬意を示す行為であり、単なる贈り物以上の価値を生み出します。

ただし、コーポレートカラーが赤や黒など、お祝い事にはあまり向かない色である場合は、無理に合わせる必要はありません。

その場合は、リボンなどのワンポイントで色を取り入れる程度に留めておくと良いでしょう。

この配慮は、ありきたりなお祝いとは一線を画し、相手の記憶に強く残る贈り物となるはずです。

避けるべき色とその理由

一方で、お祝いのシーンによっては避けるべきとされる色も存在します。

代表的なのが「赤色」のラッピングです。

赤は、日本では「火事」や「赤字」を連想させるため、特に新規開店祝いや新築祝いなどではタブーとされています。

お祝いムードを盛り上げる華やかな色ではありますが、ビジネスシーンでの使用は慎重になるべきです。

ただし、還暦祝いなど、長寿を祝う特定のシーンでは赤が主役となるため、この限りではありません。

また、お悔やみの場で使われることが多い、紫一色や白黒の組み合わせなども、お祝いの場にはふさわしくありません。

ラッピングの色一つにも、日本の文化や慣習が反映されています。

こうした背景を理解し、適切な色を選ぶことが、成熟したビジネスパーソンの証と言えるでしょう。

まとめ:胡蝶蘭の相場は取引先への気持ちが大切

この記事では、胡蝶蘭の相場は取引先に贈る際に知っておくべき様々な知識について、網羅的に解説してきました。

胡蝶蘭の値段が「本数」「輪数」「品質」「希少性」といった要素で決まること、定番である3本立ちと5本立ちの価格帯や適したシーン、そして開店祝いや就任祝いといった具体的なお祝いごとでの相場観をご理解いただけたかと思います。

さらに、ビジネスギフトとして絶対に失敗できない「立て札」の書き方や、「ラッピング」の選び方、贈答時の細やかな「マナー」に至るまで、実践的なポイントを詳しくお伝えしました。

法人として胡蝶蘭を贈るという行為は、単なる儀礼的なものではありません。

それは、日頃の感謝を伝え、相手の新たな門出を心から祝福し、そして今後のより一層良好な関係を築いていきたいという、自社の意思表示でもあります。

だからこそ、相場やマナーといった形式的な側面を理解することは、相手への配慮の第一歩として非常に重要です。

しかし、最も大切なのは、その形式の裏側にある「相手を思う気持ち」です。

提示された相場はあくまで一つの目安に過ぎません。

最終的に、胡蝶蘭の相場は取引先とのこれまでの歩みや、これからの未来への期待といった、目には見えない価値によって決まるのかもしれません。

この記事で得た知識を土台として、あなたの会社と取引先との関係性に最もふさわしい、心のこもった一鉢を選んでいただければ幸いです。

格式高い胡蝶蘭という贈り物が、あなたのビジネスをさらに発展させる一助となることを心から願っています。

この記事のまとめ
  • ➤取引先への胡蝶蘭の相場は1万円から5万円が中心
  • ➤胡蝶蘭の値段は本数・輪数・品質・希少性で決まる
  • ➤一般的な取引先には1万5千円から3万円の3本立ちが定番
  • ➤重要な取引先には3万円から5万円の豪華な5本立ちが適切
  • ➤開店祝いの相場は相手との関係性で1万円から5万円と幅広い
  • ➤社長就任祝いの相場は3万円から5万円が一般的
  • ➤法人ギフトは経費計上可能で勘定科目は接待交際費
  • ➤立て札には「頭書き」「贈り主名」を正しく記載する
  • ➤頭書きは「祝 御開店」など具体的だとより丁寧
  • ➤贈り主の会社名は省略せず正式名称で記載するのがマナー
  • ➤贈るタイミングは開店前日や就任当日がベスト
  • ➤ラッピングはゴールドやシルバーなどフォーマルな色が基本
  • ➤開店祝いでの赤いラッピングは火事を連想させるため避ける
  • ➤信頼できる専門店選びと発送前写真の確認が失敗を防ぐ鍵
  • ➤胡蝶蘭はどんなお祝いシーンにも合う格式高い贈り物
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