新社屋のお祝い花のタイミングを解説!マナーや相場も紹介
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この度は、取引先の新社屋への移転、誠におめでとうございます。

新たな門出を祝う気持ちを伝えるため、お祝いの花を贈りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ贈るとなると、新社屋のお祝い花のタイミングはいつが適切なのか、どのような花を選べば良いのか、相場はいくらくらいなのか、など様々な疑問が浮かびますよね。

特に、移転祝いの花を贈る時期や開所祝いの花をいつ贈るべきかという点は、相手への配慮が問われる重要なポイントです。

また、新社屋祝いのマナーとして、立て札の書き方や、胡蝶蘭やスタンド花といった花の種類の選び方も知っておく必要があります。

この記事では、そんなお悩みを解決するために、新社屋のお祝い花のタイミングに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。

お祝いの気持ちがしっかりと伝わり、相手に喜んでいただけるよう、基本的なマナーから具体的な花の選び方、万が一の際の対処法まで、詳しくご紹介していきましょう。

この記事でわかること
  • ➤新社屋にお祝いの花を贈る最適なタイミング
  • ➤式典や披露宴がある場合の特別なマナー
  • ➤お祝いにふさわしい胡蝶蘭などの花の選び方
  • ➤恥をかかないための立て札の正しい書き方
  • ➤関係性に応じたお祝い花の適切な相場
  • ➤タイミングが遅れてしまった場合のスマートな対処法
  • ➤避けるべきNGな花の種類や色などの注意点

失敗しない新社屋のお祝い花のタイミングと基本マナー

この章のポイント
  • ➤移転祝いの花は業務開始日までに贈るのがベスト
  • ➤披露宴や式典がある場合のお祝い花の届け方
  • ➤縁起の良い日(大安)を選ぶ際の注意点とは
  • ➤移転祝いに最適な胡蝶蘭の選び方
  • ➤立て札の書き方で失敗しないためのポイント

移転祝いの花は業務開始日までに贈るのがベスト

新社屋へのお祝い花を贈る際、最も気になるのがそのタイミングではないでしょうか。

結論から言うと、移転祝いの花は、移転先の業務開始日の前日までに届くように手配するのが最も望ましいタイミングです。

なぜなら、業務開始日当日は、先方も引越しの片付けや来客対応などで非常に慌ただしくしている可能性が高いからです。

前日までに届けておくことで、先方は余裕をもってお花を適切な場所に飾ることができ、スムーズに業務を開始できるでしょう。

特に午前中に届くように手配すると、より親切な印象を与えられます。

ただし、あまりに早く届けすぎても、まだオフィスが整っておらず、置き場所に困らせてしまう可能性があります。

一般的には、業務開始日の数日前から前日までが最適な期間と考えられています。

もし、先方の移転スケジュールが正確にわからない場合は、事前に担当者の方へ連絡を取り、お花を贈っても良い日時を確認するのが最も確実な方法です。

その際に「ささやかですが、お祝いのお花を贈らせていただきたいのですが、ご都合のよろしい日時はございますか」と一言添えるだけで、相手への配慮が伝わり、丁寧な印象を与えられます。

また、移転直後は何かと物入りな時期でもあるため、お祝いの気持ちを伝える贈り物は大変喜ばれるものです。

贈り先の状況を最優先に考え、最適なタイミングでお祝いの気持ちを届けましょう。

移転当日は避けるべき理由

前述の通り、移転当日は避けるのが賢明です。

当日は、スタッフの皆さんが新しい環境での業務開始に向けて、最終的な準備に追われていることがほとんどです。

電話の開通作業やIT機器のセッティング、荷物の最終的な整理など、やるべきことは山積みになっています。

そのような状況でお祝いの花が届くと、受け取りや設置場所の確保に手間を取らせてしまうことになりかねません。

せっかくのお祝いの気持ちが、かえって相手の負担になってしまっては本末転倒です。

相手の立場に立ち、最も喜ばれるタイミングを考えることが、ビジネスマナーの基本と言えるでしょう。

披露宴や式典がある場合のお祝い花の届け方

新社屋の完成に伴い、披露宴や落成式、竣工式などの記念式典が開催されるケースも少なくありません。

このような場合には、お祝い花を贈るタイミングも通常とは少し異なります。

基本的には、式典の当日の朝、開始時刻の1~2時間前までには会場に届くように手配するのがマナーです。

式典会場に直接届けることで、会場を華やかに彩る装飾の一部として飾ってもらうことができます。

そのためには、事前に式典の開催日時と場所を正確に確認しておく必要があります。

招待状に記載されている情報をよく確認するか、不明な場合は主催者側に問い合わせておきましょう。

また、会場によっては外部からの花の持ち込みに関するルールが定められている場合もあります。

例えば、特定の業者の花しか受け付けない、スタンド花の設置場所に制限がある、といったケースです。

トラブルを避けるためにも、事前に会場の担当者に連絡を取り、花の搬入に関するルールを確認しておくことを強くおすすめします。

式典会場に贈る場合は、オフィスに直接贈るのとは異なり、他の多くの祝花と一緒に並べられることになります。

そのため、立て札を目立たせる工夫や、他のお花に見劣りしないような、ある程度ボリュームのある立派な花を選ぶこともポイントの一つです。

胡蝶蘭や豪華なスタンド花は、こうした華やかな場にふさわしい贈り物と言えるでしょう。

式典という特別な日をより一層盛り上げるお手伝いができるよう、細やかな配慮を心がけたいものですね。

縁起の良い日(大安)を選ぶ際の注意点とは

お祝い事をはじめとする贈り物では、六曜を意識して縁起の良い日を選ぶという習慣が日本には根付いています。

新社屋の移転祝いにおいても、縁起を担いで「大安」の日にお花を届けたいと考える方は多いことでしょう。

大安は「万事において吉」とされる最良の日であり、新たなスタートを祝うにはまさに最適な日と言えます。

しかし、大安にこだわるあまり、贈るタイミングとして不適切な日になってしまわないよう注意が必要です。

例えば、移転先の業務開始日が仏滅であっても、その日に合わせて贈る方が、大安ではあるものの業務開始日から大きくずれた日に贈るよりもマナーとしては適切です。

また、大安の日が移転先の休業日にあたる場合も考えられます。

せっかくお花を手配しても、受け取ってもらえなければ意味がありません。

最も重要なのは、相手の都合を最優先に考えることです。

六曜はあくまで補助的な要素として捉え、まずは相手の業務スケジュールを確認することが先決です。

もし、業務開始日前の数日間に大安が含まれているのであれば、その日を選ぶのがベストな選択と言えるでしょう。

どうしても大安に届けたいけれど、相手の都合と合わないという場合は、メッセージカードに「吉日を選んでお贈りしました」といった一文を添えることで、あなたの気遣いが相手に伝わります。

縁起を大切にする気持ちと、相手への配慮、その両方のバランスを取ることが大切です。

  • 大安:万事において吉とされる最良の日。お祝い事に最適。
  • 友引:勝負事で引き分けになる日。午前中と夕方は吉だが、正午は凶。
  • 先勝:何事も急ぐのが良いとされる日。午前中は吉、午後は凶。
  • 先負:急用は避けるべきとされる日。午前中は凶、午後は吉。
  • 赤口:凶日とされるが、正午のみ吉。
  • 仏滅:万事に凶とされる日。お祝い事は避けるのが一般的。

移転祝いに最適な胡蝶蘭の選び方

新社屋のお祝いとして贈る花の中でも、特に人気と格式が高いのが胡蝶蘭です。

その優雅で美しい佇まいは、お祝いの場を一層華やかに演出してくれます。

では、なぜ胡蝶蘭が移転祝いに最適なのでしょうか。

その理由と、具体的な選び方のポイントについて解説します。

胡蝶蘭が選ばれる理由

胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉があります。

これは、蝶が舞うような花の形に由来しており、企業のさらなる発展や商売繁盛を願う気持ちを伝えるのに、これ以上ないほどふさわしい花言葉と言えるでしょう。

また、胡蝶蘭は花粉や香りが非常に少ないという特徴も持っています。

そのため、飲食店や医療機関、精密機器を扱うオフィスなど、場所を選ばずに贈ることができます。

さらに、手入れが比較的簡単で、開花期間が1ヶ月から3ヶ月と長い点も喜ばれるポイントです。

贈った後も長く美しい姿で、新しいオフィスの門出を彩り続けてくれるでしょう。

こうした実用性と縁起の良さを兼ね備えている点が、胡蝶蘭がビジネスシーンでのお祝い花の定番として選ばれ続ける理由なのです。

選び方のポイント

移転祝いに胡蝶蘭を贈る際は、いくつかのポイントを押さえて選ぶことが大切です。

  1. 色:最もフォーマルで清浄な印象を与えるのは「白」です。特に、どのような業種の企業にも安心して贈れるため、迷った場合は白を選ぶのが無難でしょう。ピンク系は華やかさを、黄色系は金運アップの願いを込めて贈ることもできます。
  2. 本数:「3本立て」や「5本立て」が一般的です。数字の「4(死)」や「9(苦)」を避けるのはもちろんですが、割り切れる偶数よりも、縁起が良いとされる奇数本立てが好まれます。企業の規模や関係性に応じて、より豪華な7本立てなどを選ぶこともあります。
  3. 花の輪数:1本の茎についている花の数を「輪数」と呼びます。輪数が多ければ多いほど、ボリュームがあり豪華な印象になります。一般的に、3本立てであれば合計で30輪以上、5本立てであれば50輪以上あると、見栄えのする立派な贈り物となります。
  4. 価格帯:胡蝶蘭の価格は、主に本数と輪数によって決まります。一般的な取引先であれば2万円~3万円、特に重要な取引先であれば3万円~5万円程度が相場とされています。

これらのポイントを参考に、贈り先の企業イメージや関係性、予算に合わせて最適な一鉢を選びましょう。

格式高い胡蝶蘭という贈り物であれば、どのようなシーンにでも合い、きっと喜んでいただけるはずです。

立て札の書き方で失敗しないためのポイント

お祝い花を贈る際に、花そのものと同じくらい重要なのが「立て札(木札)」です。

立て札は、誰から贈られたお祝いなのかを明確にすると同時に、お祝いの気持ちを正式に伝えるためのものです。

特にビジネスシーンでは、多くの祝花が届く中で、自社の名前をアピールする役割も果たします。

ここでは、立て札の基本的な書き方のマナーと、失敗しないためのポイントをご紹介します。

立て札に記載する基本要素

立て札には、大きく分けて3つの要素を記載するのが一般的です。

  • お祝いの言葉(祝辞):どのようなお祝いなのかを示す言葉です。「祝 御移転」「御移転御祝」「祝 新社屋落成」などが一般的です。赤文字で記載するのが慣例となっています。
  • 贈り主名:誰からの贈り物かを示す部分です。「株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇」のように、会社名と役職、氏名を記載します。
  • お届け先名(省略可):誰宛の贈り物かを記載します。「〇〇株式会社様へ」のように記載しますが、贈り主名だけでも問題ありません。両方を記載する場合は、贈り主名よりも少し小さめの文字で記載するのがバランスが良いでしょう。

書き方の注意点

立て札を作成する際には、いくつか注意すべき点があります。

まず、会社名や役職、氏名に誤字脱字がないか、必ず複数回確認しましょう。

特に、相手の会社名や担当者名を間違えることは、大変失礼にあたります。

また、旧漢字や特殊な文字が使われている場合は、花屋さんに正確に伝えることが重要です。

レイアウトについては、花屋さんがバランス良く配置してくれることがほとんどですが、もし希望がある場合は事前に伝えておくと良いでしょう。

例えば、会社名を特に大きく目立たせたい、といった要望です。

立て札は、いわば贈り主の顔とも言える存在です。

基本的なマナーを守り、正確な情報を記載することで、お祝いの気持ちがより一層フォーマルに伝わります。

花選びと合わせて、立て札の準備にも心を配りましょう。

最近では、木札だけでなく、デザイン性の高いメッセージカードを添えるケースも増えています。

親しい間柄の相手であれば、形式的な立て札よりも、心のこもったメッセージカードの方が喜ばれる場合もあります。

相手との関係性を考慮して、最適な形式を選ぶことが大切です。

新社屋のお祝い花のタイミングと合わせて知るべき重要点

この章のポイント
  • ➤スタンド花やアレンジメントなど花の種類の違い
  • ➤取引先との関係性で決まるお祝い花の相場
  • ➤万が一タイミングが遅れた場合の対処法
  • ➤贈ってはいけないNGな花の種類と色
  • ➤お返しは不要?相手に気を遣わせない配慮
  • ➤喜ばれる新社屋のお祝い花のタイミング総まとめ

スタンド花やアレンジメントなど花の種類の違い

新社屋のお祝いに贈る花には、胡蝶蘭以外にも様々な種類があります。

代表的なものとして、スタンド花やフラワーアレンジメント、観葉植物などが挙げられます。

それぞれの特徴を理解し、贈り先のスペースや雰囲気、関係性に合わせて選ぶことが大切です。

スタンド花

スタンド花は、専用のスタンド台に花を飾り付けたもので、非常にボリュームがあり華やかな印象を与えます。

式典会場や、広いエントランスがあるオフィスなどに贈ると、空間が一気に明るくなり、お祝いムードを盛り上げてくれます。

特に、開店祝いや大規模なイベントでよく見られる形式です。

ただし、設置にはある程度のスペースが必要になるため、贈り先の状況を事前に確認することが不可欠です。

また、式典終了後や一定期間が経過した後に、スタンド台の回収が必要になる場合がほとんどですので、花屋さんに回収サービスが含まれているかどうかも確認しておきましょう。

価格帯は1万5千円から5万円程度が一般的で、豪華なものになるとそれ以上になることもあります。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントは、カゴや器に活けられた状態の花で、届いてすぐに飾れる手軽さが魅力です。

花瓶を用意する必要がなく、水やりも簡単なため、相手に手間をかけさせません。

受付カウンターや応接室、役員室など、様々な場所に飾りやすいのもメリットです。

胡蝶蘭やスタンド花ほど場所を取らないため、比較的小規模なオフィスや、飾るスペースが限られている場合に適しています。

デザインの自由度が高く、コーポレートカラーを取り入れたり、モダンな雰囲気にしたりと、贈り先のイメージに合わせて作ってもらえるのも嬉しいポイントです。

価格帯も5千円から3万円程度と幅広く、予算に応じて選びやすいでしょう。

観葉植物

観葉植物は、長く楽しめる贈り物として人気があります。

「根付く」という意味合いから、その場に長く定着し、事業が発展していくことを願う気持ちを込めることができます。

また、オフィスのインテリアとしてだけでなく、空気清浄効果やリラックス効果も期待できるため、実用的な贈り物としても喜ばれます。

パキラ(発財樹)やドラセナ(幸福の木)など、縁起の良い名前を持つ種類を選ぶのもおすすめです。

ただし、植物の手入れが苦手な方もいるため、比較的手のかからない種類を選ぶ配慮も必要です。

価格帯は1万円から3万円程度が中心となります。

取引先との関係性で決まるお祝い花の相場

お祝いの花を贈る際に、悩むことの一つが予算、つまり相場です。

安すぎると失礼にあたるかもしれませんし、高すぎてもかえって相手に気を遣わせてしまう可能性があります。

新社屋祝いの花の相場は、贈り主と贈り先の関係性によって大きく変わってきます。

以下に、関係性別の一般的な相場をまとめましたので、参考にしてください。

関係性 相場金額 おすすめの花
特に重要な取引先 30,000円 ~ 100,000円 胡蝶蘭(5本立て以上)、大型のスタンド花
一般的な取引先 10,000円 ~ 30,000円 胡蝶蘭(3本立て)、フラワーアレンジメント、観葉植物
友人・知人 5,000円 ~ 15,000円 フラワーアレンジメント、小さめの観葉植物
身内・親族 10,000円 ~ 50,000円 胡蝶蘭、観葉植物、相手の好みに合わせた花束

これはあくまで一般的な目安です。

最も大切なのは、お祝いの気持ちを金額だけで測るのではなく、相手とのこれまでの付き合いの深さや、今後の関係性を考慮して決めることです。

例えば、長年にわたり公私ともにお世話になっている取引先であれば、相場よりも少し奮発することもあるでしょう。

もし複数社で連名で贈る場合は、一社あたりの負担額が小さくなるため、より豪華な花を選ぶことも可能です。

連名で贈る際は、誰が代表して手配するのか、立て札の記載順をどうするかなどを事前に相談しておきましょう。

また、過去に自社がお祝いをいただいたことがある場合は、その際にいただいた金額を参考にするのも一つの方法です。

相手に過度な負担を感じさせない範囲で、心からのお祝いの気持ちが伝わる贈り物を選びましょう。

万が一タイミングが遅れた場合の対処法

多忙な日々の中で、うっかり移転の情報を知るのが遅れてしまったり、お祝いの手配を忘れてしまったりすることもあるかもしれません。

新社屋のお祝い花のタイミングを逃してしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。

「今更贈っても迷惑だろうか」と諦めてしまうのは早計です。

適切な対応をすれば、遅れてもお祝いの気持ちを十分に伝えることができます。

遅れても贈るべきか?

まず、お祝いを贈るべき関係性の相手であれば、たとえ遅れてしまっても贈ることをおすすめします。

何も贈らないよりも、遅れてでもお祝いの気持ちを示す方が、今後の良好な関係を維持するためにも大切です。

一般的に、移転後1ヶ月以内であれば、それほど不自然な印象は与えません。

ただし、あまりにも時間が経ちすぎている場合(半年以上など)は、かえって相手を困惑させてしまう可能性もあるため、別の機会(創立記念日など)にお祝いをする方が良い場合もあります。

遅れて贈る際のマナー

タイミングが遅れてしまった場合は、通常よりも少し配慮が必要です。

まず、お花を手配する前に、先方に一本連絡を入れるのが丁寧です。

「移転おめでとうございます。お祝いを贈るのが遅くなり大変申し訳ありません。ささやかですがお花を贈らせていただきたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」といった形で、お詫びと確認を伝えましょう。

事前連絡をすることで、相手も受け入れの準備ができます。

また、お花に添える立て札やメッセージカードには、お祝いの言葉とともに、遅れたことへのお詫びを一言添えるのがマナーです。

立て札の場合は「祝 御移転(遅ればせながら)」のように記載すると良いでしょう。

メッセージカードであれば、「ご移転、誠におめでとうございます。本来であればすぐにお祝いを申し上げるべきところ、遅くなりまして大変失礼いたしました。皆様の益々のご健勝と貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます」というように、丁寧な言葉を選びます。

遅れて贈る場合は、あまり大きすぎず、相手が飾りやすいサイズのアレンジメントフラワーや、手入れのしやすい小ぶりの胡蝶蘭などを選ぶのがおすすめです。

移転直後の慌ただしさが落ち着いた頃に、そっとオフィスを彩るような心遣いが喜ばれるでしょう。

大切なのは、タイミングを逃したことを誠実に伝え、改めてお祝いの気持ちを示すことです。

贈ってはいけないNGな花の種類と色

お祝いの気持ちを伝えるための花選びですが、中にはビジネスシーンでの贈り物としてふさわしくないとされる、NGな花や色が存在します。</

良かれと思って選んだものが、意図せず相手に不快な思いをさせてしまうことのないよう、基本的なタブーを知っておきましょう。

火事を連想させる「赤色」の花

お祝い事でよく使われる華やかな赤色ですが、新築や移転祝いにおいては避けるのが一般的です。

なぜなら、赤色は「火」や「赤字」を連想させてしまうため、新たな門出を迎えた企業への贈り物としては縁起が良くないとされているからです。

コーポレートカラーが赤であるなど、特別な理由がない限りは、真っ赤な花だけで構成された贈り物は避けるのが無難です。

もし赤色を入れたい場合は、他の色の花と組み合わせ、メインカラーにならないようにするなどの工夫をしましょう。

香りが強い花

ユリやスイセン、クチナシなど、香りが非常に強い花も注意が必要です。

良い香りであっても、人によってはその香りが苦手だったり、アレルギーを持っていたりする場合があります。

特に、密閉されたオフィス空間では香りが充満しやすく、業務の妨げになってしまう可能性も考えられます。

多くの人が働くオフィスへ贈る場合は、胡蝶蘭のように香りがほとんどない花を選ぶのが、最もスマートな選択と言えるでしょう。

縁起の悪いイメージを持つ花

花によっては、その名前やイメージからお祝い事には不向きとされるものがあります。

  • 椿:花が首からポトリと落ちる様子が、処刑を連想させるため、縁起が悪いとされています。
  • 菊:主に葬儀やお供えに使われるイメージが強いため、お祝いのシーンでは避けるのが一般的です。ただし、ピンポンマムやスプレーマムなど、洋風で華やかな品種はアレンジメントに使われることもあります。
  • シクラメン:「死」や「苦」といった言葉を連想させるため、避けられる傾向にあります。

これらの花は、たとえ美しくても、ビジネスシーンでのお祝いとしては選ばない方が良いでしょう。

花屋さんに「新社屋のお祝いです」と用途を伝えれば、ふさわしい花を選んでくれるので、迷った際はプロに相談するのが一番です。

知らずにマナー違反をしてしまうことを防ぐためにも、基本的な知識として覚えておきましょう。

お返しは不要?相手に気を遣わせない配慮

お祝いを贈った側として、少し気になるのが「お返し」についてです。

一般的に、ビジネスシーンにおける移転祝いなどのお祝いに対して、品物でのお返し(返礼品)は不要とされています。

これは、お祝いが企業の今後の発展を願う気持ちの表れであり、それに対して個別に返礼をすると、かえって相手に気を遣わせてしまうという考え方に基づいています。

そのため、お祝いを贈った側も、お返しを期待するべきではありません。

お返しは「お礼状」が基本

品物でのお返しは不要ですが、何もしなくて良いというわけではありません。

お祝いをいただいたら、できるだけ速やかに「お礼状」を送るのがビジネスマナーです。

電話やメールで取り急ぎお礼を伝えた上で、後日改めて正式な書状を送るのが最も丁寧な対応です。

お礼状には、お祝いをいただいたことへの感謝の気持ち、新しいオフィスでの抱負、そして今後の変わらぬお付き合いをお願いする言葉などを綴ります。

このお礼状が、実質的なお返しとなります。

移転披露パーティーがお返しになることも

もし、新社屋への移転を記念して披露宴やパーティーを開催する場合は、その招待がお返しを兼ねることになります。

その場合、パーティーの引き出物が返礼品にあたるため、別途お返しを用意する必要はありません。

パーティーに招待されたら、ぜひ出席してお祝いの気持ちを直接伝えましょう。

贈り主としての心構え

お祝いを贈る側としては、「お返しは不要」という前提でいることが大切です。

相手の負担にならないよう、過度に高価な贈り物を避け、相場の範囲内で心のこもった品を選ぶことが、相手への一番の配慮と言えるでしょう。

お祝いは、あくまで日頃の感謝と今後の発展を願う気持ちを伝えるためのものです。

見返りを求めず、純粋な気持ちで相手の新しいスタートを祝福しましょう。

そうした姿勢が、結果としてより良いビジネス関係を築くことに繋がるはずです。

喜ばれる新社屋のお祝い花のタイミング総まとめ

これまで、新社屋のお祝い花のタイミングやマナーについて、様々な角度から詳しく解説してきました。

多くの情報がありましたが、ここで改めて重要なポイントを整理し、お祝いを成功させるための総まとめとしましょう。

取引先の新たな門出を心から祝福し、今後の関係をより一層深めるために、これらの要点をしっかりと押さえておいてください。

まず最も重要な新社屋のお祝い花のタイミングは、相手の状況を最優先に考えることです。

基本は業務開始日の前日までに届けるのがベストですが、式典がある場合はその当日の朝に会場へ届けるのがマナーとなります。

タイミングに迷ったら、必ず事前に先方へ確認を取りましょう。

贈る花については、格式高く、あらゆるシーンに適している胡蝶蘭が最もおすすめです。

「幸福が飛んでくる」という花言葉や、花粉・香りが少ないという実用面からも、ビジネスシーンの贈り物として最適解と言えるでしょう。

特に白い胡蝶蘭は、清浄なイメージでどんなオフィスにもマッチします。

また、スタンド花やアレンジメント、観葉植物などもそれぞれの魅力があり、贈り先のスペースや雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。

その際、火事を連想させる真っ赤な花や、香りの強い花は避けるのが賢明です。

そして、お祝い花に欠かせないのが立て札です。

「祝 御移転」などの祝辞、会社名、役職、氏名を正確に記載し、誰からのお祝いなのかを明確に示しましょう。

これが贈り主の顔となり、フォーマルな祝福の意を伝える重要な役割を果たします。

予算については、相手との関係性に応じて決めるのが基本です。

一般的な取引先であれば1万円から3万円、特に重要な取引先であれば3万円から5万円以上が相場とされています。

高すぎず安すぎず、お祝いの気持ちが伝わる適切な価格帯を選ぶことが、相手に気を遣わせない配慮につながります。

万が一タイミングを逃してしまった場合でも、諦める必要はありません。

移転後1ヶ月以内を目安に、お詫びの言葉を添えて贈ることで、誠意は十分に伝わります。

以上の点を踏まえ、心のこもったお祝いをすることで、取引先との絆はさらに深まることでしょう。

この記事が、あなたの素晴らしいお祝いのサポートとなれば幸いです。

この記事のまとめ
  • ➤新社屋の祝い花は業務開始日の前日までに贈るのが基本
  • ➤式典がある場合は当日の開始前までに会場へ届ける
  • ➤タイミングに迷ったら事前に相手の都合を確認するのが確実
  • ➤お祝い花として最も格式が高くおすすめなのは胡蝶蘭
  • ➤胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉で縁起が良い
  • ➤スタンド花は広く華やかなエントランスに適している
  • ➤アレンジメントは手軽で飾りやすいのがメリット
  • ➤立て札には祝辞と贈り主の会社名・役職・氏名を正確に記載
  • ➤一般的な取引先への花の相場は1万円から3万円程度
  • ➤特に重要な取引先には3万円以上の豪華な花を選ぶ
  • ➤火事を連想させる真っ赤な花は避けるのがマナー
  • ➤香りの強い花はオフィスに不向きなため注意が必要
  • ➤タイミングが遅れた場合はお詫びを添えて1ヶ月以内に贈る
  • ➤ビジネスシーンではお祝いへのお返しは不要とされるのが一般的
  • ➤最高の贈り物である胡蝶蘭で心からのお祝いを伝えよう
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