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親しい友人や親戚、会社の同僚が新しい家を建てたという知らせは、自分のことのように嬉しいものですね。
心からの「おめでとう」を伝えるために、素敵な新築祝いを贈りたいと考える方は多いでしょう。
贈り物として定番の人気を誇るのが、お祝いの席を華やかに彩るお酒です。
しかし、新築祝いにお酒を贈る際、「何を、どのように贈れば良いのか」と悩んでしまうことも少なくありません。
特に、新築祝いに酒を二本贈るという選択について、偶数は「割り切れる」ことから縁起が良くないと聞いたことがあり、失礼にあたらないかと心配になる方もいるかもしれません。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、新築祝いのプレゼントとしてお酒を贈る際のマナーや気になる縁起について詳しく解説します。
新築祝いでお酒を贈る際の相場や、紅白の日本酒やペアのワインといったおすすめの選び方、さらには気持ちを伝えるための「のし」の正しい知識まで、網羅的にご紹介します。
せっかくのお祝いですから、相手に心から喜んでもらえるような、心のこもったプレゼントを選びたいものですね。
- ➤新築祝いに酒を二本贈ることが縁起の面で問題ない理由
- ➤贈り物の際に知っておくべき基本的なマナー
- ➤新築祝いに贈るお酒の適切な相場や金額
- ➤正しい「のし」の選び方と表書きの書き方
- ➤相手の好みや家族構成に合わせたお酒の選び方
- ➤お祝いムードを盛り上げる紅白やペアのお酒の魅力
- ➤贈り物に添えるメッセージカードの文例
新築祝いに酒を二本贈る際に知っておきたいマナー
- ➤割り切れる本数は失礼?贈る意味とは
- ➤縁起が気になる方へ配慮するポイント
- ➤押さえておきたいプレゼントの相場
- ➤正しいのしの書き方と水引の種類
- ➤基本的なお祝いの渡し方マナー
割り切れる本数は失礼?贈る意味とは

新築祝いのプレゼントを考えるとき、お酒の本セットを候補に挙げる方は多いと思います。
その中で、新築祝いに酒を二本贈るのはどうなのだろう、という疑問が浮かぶことがあります。
日本では昔から、結婚祝いなどのお祝い事において、偶数は「割り切れる」ことから「別れ」を連想させるため、避けた方が良いという考え方があります。
このため、2本、4本、6本といった偶数の贈り物は、お祝いのシーンでは敬遠される傾向にあるのは事実です。
しかし、このマナーは主に結婚祝いに強く適用されるものであり、新築祝いにおいてはそれほど厳密に気にする必要はないとされています。
むしろ、お酒を2本贈ることには、非常にポジティブな意味合いを見出すことができるのです。
例えば、「2」という数字は「ペア」や「夫婦」を象徴します。
新しい家で新たな生活を始めるご夫婦へ「いつまでも仲睦まじく」という願いを込めて、ペアのワインや日本酒を贈るのは、とても素敵なアイデアと言えるでしょう。
また、紅白のワインや日本酒をセットで贈る場合も、おめでたい雰囲気を演出できます。
さらに、中国由来の思想では、偶数は縁起が良いとされることもあります。
「好事成双(こうじせいそう)」という言葉があり、これは「良いことはペアでやってくる」という意味です。
このように、2本という本数には「喜びが重なる」といった縁起の良い解釈も存在するのです。
現代では、こうした形式的なマナーよりも、相手の好みやライフスタイルを考えて、心から喜んでもらえる品物を選ぶことの方が重要視される傾向にあります。
もし贈る相手が伝統やマナーを重んじる方で、どうしても気になるという場合は、3本や5本などの奇数本セットを選ぶか、1本でも少し高級で特別感のあるお酒を選ぶと良いでしょう。
最終的には、贈る側の「おめでとう」という気持ちが最も大切です。
2本という数字の持つポジティブな意味をメッセージカードに添えて贈ることで、あなたの心遣いはきっと相手に伝わるはずです。
縁起が気になる方へ配慮するポイント
新築祝いにお酒を贈る際、相手によっては縁起を気にする方もいらっしゃるかもしれません。
特にご年配の方や、伝統を大切にするご家庭へ贈る場合には、少しの配慮が喜ばれることにつながります。
ここでは、縁起を担いだお酒の選び方のポイントをいくつかご紹介します。
まず、お酒の銘柄そのものに縁起の良い名前が使われているものを選ぶという方法があります。
日本酒などには、「福」や「寿」、「祝」といったおめでたい漢字が名前に入っているものが数多く存在します。
例えば、「福寿(ふくじゅ)」や「開運(かいうん)」、「祝盃(しゅくはい)」といった銘柄は、名前だけでもお祝いの気持ちが伝わりやすく、贈り物として非常に人気があります。
ラベルのデザインに注目するのも良いでしょう。
鶴や亀、松竹梅といった長寿や繁栄を象徴する縁起の良いモチーフが描かれたラベルのお酒は、見た目も華やかでお祝いの品にぴったりです。
また、金箔入りのお酒も、きらびやかでお祝いムードを一層盛り上げてくれます。
次に、色で縁起を担ぐ方法です。
日本のお祝い事のシンボルカラーといえば、やはり「紅白」です。
赤ワインと白ワインのセットや、紅白のラベルが印象的な日本酒のセットは、見た目にもおめでたく、新築祝いの贈り物として最適です。
シャンパンやスパークリングワインも、その発泡する様子から「運気が上がる」とされ、縁起が良いお酒として知られています。
贈る本数について前述しましたが、もし偶数が気になるのであれば、1本、3本、5本といった奇数を選ぶのが無難です。
ただし、1本でも高級感のある木箱に入ったものや、特別なヴィンテージのものを選ぶことで、十分にお祝いの気持ちを表現することができます。
贈る際には、「新しいお住まいでの益々のご繁栄を願って、縁起の良いお酒を選びました」といった一言をメッセージカードに添えると、あなたの細やかな心遣いが相手に伝わり、より一層喜んでもらえるでしょう。
相手を思う気持ちを形にすることが、何よりの贈り物になります。
押さえておきたいプレゼントの相場

新築祝いのプレゼントを選ぶ際に、多くの方が悩むのが予算や相場です。
高価すぎると相手に気を遣わせてしまいますし、あまりに安価なものだとお祝いの気持ちが伝わりにくいかもしれません。
新築祝いに贈るお酒の相場は、贈る相手との関係性によって変わってくるのが一般的です。
ここでは、関係性別の相場について、具体的な金額の目安を見ていきましょう。
友人や会社の同僚へ贈る場合
親しい友人や職場の同僚への新築祝いであれば、相場は5,000円から10,000円程度が一般的です。
この価格帯であれば、少し贅沢なクラフトビールのセットや、質の良い日本酒、デイリーワインとは一味違うこだわりのワインなどを選ぶことができます。
複数人のグループで一緒に贈る場合は、一人当たりの負担を抑えつつ、より高価で特別感のあるお酒を選ぶことも可能です。
兄弟姉妹や親戚へ贈る場合
兄弟姉妹やいとこなど、近しい親戚へ贈る場合の相場は、10,000円から30,000円程度と少し上がります。
関係性の深さや年齢によっても異なりますが、大切な家族の新しい門出を祝う気持ちを込めて、少し奮発する方が多いようです。
この予算であれば、有名な銘柄の日本酒や焼酎、高級なシャンパンやヴィンテージワインなど、選択肢の幅が大きく広がります。
お酒と一緒に、おしゃれなペアグラスや高品質なチーズなどをセットにして贈るのも素敵なアイデアです。
特に親しい友人や、目上の方へ贈る場合
非常にお世話になっている方や、会社の役員など目上の方への贈り物としては、10,000円以上を目安に考えると良いでしょう。
品質やブランドにこだわり、木箱に入った贈答用の商品など、フォーマルな体裁のものを選ぶと失礼がありません。
ただし、あまりに高額な贈り物はかえって相手の負担になることもあるため、注意が必要です。
これらの金額はあくまで目安です。
最も大切なのは、金額の大小よりも「お祝いしたい」というあなたの気持ちです。
相手の好みや家族構成を考慮し、無理のない範囲で、心を込めて選んだプレゼントであれば、きっと喜んでもらえるはずです。
もし相場に迷ったときは、10,000円前後を目安に考えると、多くの関係性において適切な贈り物を選ぶことができるでしょう。
正しいのしの書き方と水引の種類
新築祝いとしてお酒を贈る際には、日本の伝統的なマナーである「のし(熨斗)」を掛けるのが一般的です。
しかし、のしには様々な種類やルールがあり、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も少なくありません。
ここでは、新築祝いにふさわしいのしの選び方と、正しい書き方について詳しく解説します。
水引(みずひき)の選び方
のし紙の中央にある飾り紐のことを「水引」と呼びます。
水引には結び方や色に種類があり、用途によって使い分ける必要があります。
新築祝いは、何度あっても喜ばしいお祝い事です。
そのため、「何度でも結び直せる」という意味を持つ「蝶結び(花結び)」の水引を選びます。
色は、お祝い事で最も一般的に使われる「紅白」または「金赤」のものを使用しましょう。
一方で、結婚祝いなどで使われる「結び切り」や「あわじ結び」は、「一度きりであってほしい」という意味合いを持つため、新築祝いには不適切なので注意が必要です。
表書き(おもてがき)の書き方
水引の上段中央には、贈り物の目的を記す「表書き」を書きます。
新築祝いの場合、最も一般的な表書きは「御新築御祝(ごしんちくおんいわい)」です。
他にも、「祝御新築(しゅくごしんちく)」や、シンプルに「御祝」とすることもあります。
マンションを購入した場合など、新築ではない場合には「御引越御祝」とするのが適切です。
これらの文字は、毛筆や筆ペンを使い、楷書で丁寧に書くのがマナーです。
名前の書き方
水引の下段中央には、贈り主の名前を表書きよりも少し小さめの文字で書きます。
個人で贈る場合は、フルネームを記載します。
夫婦連名で贈る場合は、中央に夫のフルネームを書き、その左側に妻の名前のみを書きます。
職場の同僚など、複数名で贈る場合は、役職や年齢が上の人を一番右に書き、そこから左へ順に名前を並べていきます。
4名以上になる場合は、代表者の名前を中央に書き、その左側に「他一同」と記し、全員の名前を書いた紙を中包みに入れるのがスマートです。
内のしと外のし
のしには、品物に直接のし紙を掛けてから包装紙で包む「内のし」と、包装紙の上からのし紙を掛ける「外のし」があります。
郵送で贈る場合はのし紙が汚れないように「内のし」が適していますが、手渡しで贈る場合は、贈り物の目的がすぐにわかる「外のし」が一般的です。
新築祝いは手渡しする機会も多いので、「外のし」を選ぶと良いでしょう。
これらのマナーを守ることで、お祝いの気持ちがより丁寧に相手に伝わります。
基本的なお祝いの渡し方マナー

心を込めて選んだ新築祝いも、渡し方のマナーが良くないと、せっかくの気持ちが半減してしまうかもしれません。
相手に気持ちよく受け取ってもらうために、お祝いを渡す際の基本的なマナーについてもしっかりと押さえておきましょう。
お祝いを渡すタイミング
新築祝いを渡すのに最適なタイミングは、新居のお披露目会などに招待された際です。
訪問したら、まずは玄関先で挨拶を済ませ、室内に案内されてから渡すのがスマートです。
玄関先でいきなり大きな贈り物を渡すと、相手が置き場所に困ってしまう可能性があるためです。
お祝いの品は、紙袋や風呂敷から取り出し、正面を相手に向けて両手で差し出すのが丁寧な渡し方です。
もしお披露目会に招待されていない場合や、遠方で直接訪問するのが難しい場合は、新居への入居から半月~2ヶ月後くらいを目安に郵送で贈ると良いでしょう。
入居直後は片付けなどで忙しくしている可能性が高いため、少し落ち着いた頃に届くように配慮するのが心遣いです。</
お祝いの言葉を添える
贈り物を渡す際には、必ずお祝いの言葉を添えましょう。
「この度はおめでとうございます。ささやかですが、お祝いの気持ちです」といったシンプルな言葉で構いません。
さらに、「素敵なご新居ですね」「これから楽しみですね」など、新しい家や相手の新しい生活を称賛する言葉を加えると、よりお祝いの気持ちが伝わります。
お酒を贈る場合は、「皆さんで楽しんでいただければと思って、お好きだと伺ったワインを選びました」のように、プレゼントを選んだ理由を一言添えるのも良いでしょう。
あなたの想いが伝わり、会話のきっかけにもなります。
避けるべき話題
新築祝いの席では、火事や倒壊、火災などを連想させる言葉はタブーとされています。
例えば、「赤」「火」「煙」「燃える」「傾く」といった言葉は使わないように注意しましょう。
そのため、ライターや灰皿、赤い花や赤いラッピングなども、気にされる方がいるため避けた方が無難です。
お酒自体は問題ありませんが、例えば「火のように情熱的な赤ワイン」といった表現は避け、「豊かな果実味の赤ワイン」のように言い換える配慮ができるとより丁寧です。
これらのマナーは、相手への思いやりを示すためのものです。
堅苦しく考えすぎる必要はありませんが、基本的なポイントを押さえておくことで、お互いにとって気持ちの良いお祝いの場となるでしょう。
新築祝いに酒を二本贈るおすすめの選び方
- ➤相手の好みに合わせたお酒の選び方
- ➤お祝いムードを高める紅白のお酒
- ➤夫婦で楽しめるおしゃれなペアギフト
- ➤通販で人気のおすすめ銘柄を紹介
- ➤気持ちが伝わるメッセージの添え方
- ➤まとめ:新築祝いに酒を二本贈って祝福を伝えよう
相手の好みに合わせたお酒の選び方

新築祝いに贈るお酒を選ぶ上で、最も大切なことは「相手の好みに合わせる」ということです。
いくら高価で有名な銘柄でも、相手が普段飲まない種類のお酒では、心から喜んでもらうことは難しいかもしれません。
事前に相手の好きなお酒のジャンルや銘柄をリサーチしておくことが、プレゼント選びを成功させる鍵となります。
日本酒が好きな方へ
日本酒好きの方へ贈るなら、普段自分ではなかなか買わないような、少し特別な一本を選ぶのがおすすめです。
例えば、鑑評会で金賞を受賞したお酒や、希少な酒米を使った限定品、有名な酒蔵のフラッグシップモデルなどは、贈り物としての価値も高く喜ばれるでしょう。
相手の好みの味わい(淡麗辛口、芳醇旨口など)が分かれば、それに合わせて選ぶとさらに良いです。
もし好みが分からない場合は、華やかな香りで飲みやすい「大吟醸」や「純米大吟醸」クラスを選んでおくと、ハレの日の乾杯酒としてふさわしく、失敗が少ないと言えます。
ワインが好きな方へ
ワイン好きの方には、新居での食事の時間が楽しくなるようなワインを選びましょう。
赤ワインと白ワインの2本セットは、料理に合わせて楽しめるため定番の贈り物です。
相手が好きなブドウの品種や生産国が分かっていれば、その中から少し上質なものを選ぶのがベストです。
お祝いの席を華やかに演出するシャンパンやスパークリングワインも、新築祝いにはぴったりの選択肢です。
特に「門出」を祝う意味合いで、シャンパンは非常に人気があります。
ビールが好きな方へ
ビール好きの方には、普段飲んでいる銘柄とは一味違う、クラフトビールの飲み比べセットが喜ばれます。
日本各地のブルワリーが造る個性豊かなビールのセットや、海外の珍しいビールの詰め合わせは、選ぶ楽しみと飲む楽しみの両方を提供してくれます。
新居のテラスや庭で楽しむ様子を想像しながら選ぶのも良いですね。
お酒をあまり飲まない方や家族向け
もし、お祝いする相手がお酒をあまり飲まない、または小さなお子様がいるご家庭の場合は、ノンアルコールのギフトも検討しましょう。
最近では、高級なブドウジュースやノンアルコールスパークリングなど、お酒に引けを取らない上質で美味しいドリンクがたくさんあります。
家族みんなで乾杯できるような贈り物は、温かい心遣いとしてきっと喜ばれるはずです。
相手のことを想いながら選んだ一本は、そのお酒の価値以上に、あなたの「おめでとう」の気持ちを伝えてくれるでしょう。
お祝いムードを高める紅白のお酒
お祝い事の贈り物を選ぶ際、その品物が持つ「意味」や「見た目」は非常に重要です。
特に新築祝いのように、喜ばしい門出を祝うギフトには、縁起が良く華やかなものが好まれます。
その点で、「紅白」の組み合わせは、日本において古くからお祝いの象徴とされており、新築祝いに贈るお酒のテーマとして最適です。
紅白は、赤が「赤ちゃん」という言葉にもあるように「誕生」や「魔除け」を意味し、白が「死装束」の色であることから「別れ」や「神聖さ」を意味すると言われています。
この二つの色を組み合わせることで、「人生の節目」や「ハレの日」を表現する、日本独特の文化が生まれました。
この伝統的なカラーコードをお酒のギフトに取り入れることで、一目でお祝いの気持ちが伝わる、素敵なプレゼントになります。
紅白ワインのセット
最も手軽で人気なのが、赤ワインと白ワインの2本セットです。
見た目にも紅白がはっきりと分かり、食卓を華やかに彩ります。
新居での最初のディナーで、お肉料理には赤を、お魚料理には白を、といったように夫婦で楽しんでもらうことができます。
ラベルのデザインがおしゃれなものや、同じワイナリーで造られた赤白セットを選ぶと、統一感が出てよりギフトらしくなります。
紅白の日本酒
日本酒でも紅白を表現することができます。
赤いボトルや赤いラベルの日本酒と、一般的な透明や白いボトルの日本酒を組み合わせる方法です。
また、お酒自体が赤い「古代米」を使った日本酒や、にごり酒の「白」を組み合わせるのも面白い選択肢です。
贈答用に、あらかじめ紅白のセットとして木箱に入れられて販売されている商品も多く、フォーマルな贈り物としても適しています。
ラッピングで紅白を演出
お酒そのものが紅白でなくても、ラッピングで紅白を演出することも可能です。
例えば、2本のお酒を赤いリボンと白いリボンで結んだり、紅白の美しい包装紙で包んだりするだけでも、ぐっとお祝いの雰囲気が出ます。
のし紙の水引も紅白の蝶結びを選ぶことで、伝統的なマナーに沿った形で祝福の意を示すことができます。
紅白のお酒は、ただ美味しいだけでなく、「あなたの新しい門出を心からお祝いしています」というメッセージを雄弁に語ってくれる贈り物です。
見た目も華やかで縁起の良い紅白ギフトで、大切な人の新たなスタートに彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
夫婦で楽しめるおしゃれなペアギフト

新築という人生の大きな節目は、多くの場合、ご夫婦やご家族にとっての新たなスタートを意味します。
だからこそ、新築祝いの贈り物には、「個人」へというよりも、「夫婦」や「家族」で楽しめるものが喜ばれる傾向にあります。
新築祝いに酒を二本贈るという選択は、まさにこの「ペア」というコンセプトにぴったりと合致します。
ここでは、ご夫婦に「二人で楽しんでね」というメッセージが伝わる、おしゃれなペアギフトのアイデアをご紹介します。
同じ銘柄のヴィンテージ違い
ワイン好きのご夫婦であれば、同じワイナリーの同じ銘柄で、収穫年(ヴィンテージ)が違うものを2本セットで贈るという、粋なプレゼントはいかがでしょうか。
「こちらはすぐに楽しんで、もう一本は数年後の記念日に開けてくださいね」といったメッセージを添えれば、未来の楽しみも一緒に贈ることができます。
二人のこれからの歴史をワインの熟成に重ねる、ロマンチックな贈り物になります。
お酒とグラスのセット
お酒そのものだけでなく、それを楽しむためのアイテムをセットにするのも非常に喜ばれます。
例えば、シャンパンと美しいデザインのペアシャンパングラスのセットや、日本酒と上品な切子のペアお猪口のセットなどです。
新しい家の新しい食器棚に、素敵なグラスが加わるのは嬉しいものです。
これからの生活の中で、そのグラスを使うたびに、お祝いしてくれたあなたのことを思い出してくれるでしょう。
テーマを持たせた飲み比べセット
ただ2本を選ぶのではなく、そこにストーリーやテーマを持たせると、より心のこもったギフトになります。
例えば、ご夫婦の出身地の地酒を1本ずつ選んでセットにしたり、「金賞受賞セット」として評価の高い日本酒やワインを2本組み合わせたりするのも面白いでしょう。
「まるで夫婦のように、互いの個性を引き立て合う組み合わせを選んでみました」といった一言を添えて贈るのも素敵です。
ペアギフトは、「これからも夫婦仲良く、素敵な時間を重ねていってくださいね」という温かいメッセージを伝えることができます。
新しい家での二人の時間に寄り添うような、思いやりのこもったプレゼントを選んでみてはいかがでしょうか。
通販で人気のおすすめ銘柄を紹介
新築祝いに贈るお酒を選びたいけれど、近くに品揃えの良い酒店がない、あるいは忙しくて買いに行く時間がないという方も多いでしょう。
そんなときに便利なのが、インターネット通販です。
通販サイトなら、全国各地の銘酒や世界中のワインを自宅にいながら選ぶことができ、ギフトラッピングやのし、メッセージカードのサービスも充実している場合が多くあります。
ここでは、通販サイトでも特に新築祝いとして人気があり、失敗の少ないおすすめのお酒のジャンルと銘柄の例をご紹介します。
- シャンパン・スパークリングワイン
- 日本酒(大吟醸クラス)
- 紅白ワインセット
- クラフトジン・ウイスキー
シャンパン・スパークリングワイン:モエ・エ・シャンドン
お祝いのお酒の代名詞といえば、やはりシャンパンです。
中でも「モエ・エ・シャンドン」は、世界的に知名度が高く、品質も安定しているため、贈り物として安心して選ぶことができます。
華やかなゴールドのラベルは高級感があり、お祝いの席を一層盛り上げてくれるでしょう。
立ち上る美しい泡は、「運気が上がる」とも言われ、縁起の面でも新築祝いにぴったりです。
日本酒(大吟醸クラス):獺祭(だっさい)
日本酒の中でも、その知名度と洗練された味わいで絶大な人気を誇るのが、山口県の銘酒「獺祭」です。
特に「純米大吟醸 磨き二割三分」などは、酒米を極限まで磨き上げたクリアでフルーティーな味わいが特徴で、日本酒を飲み慣れない方にも美味しいと好評です。
「新しいステージへの飛躍」を願う気持ちを込めて贈るのにふさわしい、プレミアムな一本と言えるでしょう。
紅白ワインセット:有名シャトーのセカンドラベル
ワイン好きの方へ贈るなら、フランス・ボルドーなどの有名シャトーが手掛ける「セカンドラベル」の紅白セットがおすすめです。
セカンドラベルとは、トップキュヴェ(一番良いワイン)の厳しい選果基準に満たなかったものの、同じ畑・同じ製法で造られた、非常にコストパフォーマンスの高いワインです。
「憧れのシャトーの雰囲気を気軽に楽しめる」と、ワイン通にも喜ばれる選択です。
クラフトジン・ウイスキー
少し趣向を変えて、おしゃれなクラフトジンや、上質な日本のウイスキーを贈るのも素敵です。
特に最近は、ボタニカル(植物由来の原料)にこだわった日本のクラフトジンが人気を集めています。
美しいボトルデザインのものも多く、新居のカウンターに飾っても絵になります。
ウイスキー好きの方には、「響」や「山崎」といったジャパニーズウイスキーが根強い人気を誇ります。
これらの銘柄はあくまで一例です。
通販サイトのランキングやレビューを参考にしながら、贈る相手の顔を思い浮かべて選ぶ時間が、何よりの贈り物になるはずです。
気持ちが伝わるメッセージの添え方

新築祝いのプレゼントには、ぜひ心のこもったメッセージカードを添えましょう。
品物だけを贈るよりも、温かい言葉が添えられている方が、お祝いの気持ちは何倍にもなって相手に伝わります。</
しかし、いざ書こうとすると「どんなことを書けば良いのだろう?」と悩んでしまうかもしれません。
ここでは、相手との関係性に合わせたメッセージの文例をいくつかご紹介します。
親しい友人や同僚へ
親しい間柄であれば、あまり堅苦しくならず、素直な気持ちを自分の言葉で伝えるのが一番です。
- 新築おめでとう!念願のマイホーム、本当に素敵だね。落ち着いたら、ぜひ新しいおうちに遊びに行かせてね!ささやかですが、みんなで楽しめるようにお祝いのワインを贈ります。
- ご新築おめでとうございます!新しいおうち、写真で見ましたが、すごくおしゃれで羨ましいです。今度ホームパーティーに呼んでくれるのを楽しみにしています!
- マイホーム完成おめでとう!これからの新しい生活が、笑顔あふれる素晴らしいものになるよう祈っています。このお酒で、まずは夫婦でゆっくり乾杯してね。
兄弟姉妹や親戚へ
身内へのメッセージは、親しみを込めた表現の中にも、少し丁寧な言葉を選ぶと良いでしょう。
家族ならではの思い出や、これからの生活への応援の気持ちを盛り込むのがおすすめです。
「この度はおめでとう。素晴らしいお家が完成して、私まで嬉しい気持ちでいっぱいです。新しい家で、家族みんなが健やかに、楽しく暮らせることを願っています。今度、遊びに行ける日を楽しみにしているね。」
目上の方へ
上司や先輩など、目上の方へ贈る場合は、丁寧な言葉遣いを心がけ、失礼のないように配慮することが大切です。
相手の成功を祝福し、今後のさらなる発展を祈る言葉を入れると良いでしょう。
「この度は、ご新築の由、心よりお祝い申し上げます。素晴らしいご新居で、ご家族様と健やかな日々を過ごされますことをお祈りしております。つきましては、心ばかりのお祝いの品をお贈りいたしましたので、ご笑納いただけますと幸いです。今後ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。」
メッセージを書く際のポイントは、お祝いの言葉、新しい家や生活への称賛、そして今後の幸せを願う言葉を入れることです。
また、火事を連想させる「燃える」「赤」などの忌み言葉は避けるようにしましょう。
短い文章でも、手書きのメッセージが添えられているだけで、贈り物はより一層特別なものになります。
まとめ:新築祝いに酒を二本贈って祝福を伝えよう
この記事では、新築祝いに酒を二本贈る際のマナーや縁起、そして相手に心から喜んでもらうための選び方について詳しく解説してきました。
「偶数は縁起が悪いのでは?」という心配は、新築祝いにおいてはあまり気にする必要がないこと、むしろ「夫婦円満」や「喜びが重なる」といったポジティブな意味合いを込められることをご理解いただけたかと思います。
最も大切なのは、形式的なマナーや高価な品物以上に、相手の新しい門出を祝うあなたの温かい気持ちです。
相手の好みやライフスタイルを想像し、「これを贈ったら喜んでくれるかな?」と考えながら選ぶ時間こそが、最高のプレゼントと言えるかもしれません。
プレゼントの相場は相手との関係性によって異なりますが、5,000円から30,000円がひとつの目安となります。
贈る際には、紅白蝶結びの水引がついたのし紙に「御新築御祝」と表書きをし、心のこもったメッセージカードを添えることで、より丁寧にお祝いの気持ちを伝えることができます。
お酒の種類は、相手の好みに合わせて日本酒やワイン、ビールなどを選びましょう。
特に、おめでたい紅白のセットや、夫婦で楽しめるペアグラス付きのギフトは、新築祝いの贈り物として非常に人気があります。
どの銘柄を選べば良いか迷った際には、通販サイトの人気ランキングなどを参考にするのも良い方法です。
あなたの心のこもった贈り物が、大切な人の新しい生活に彩りを添え、素晴らしい思い出の一つとなることを願っています。
ぜひ、この記事を参考にして、最高の新築祝いを選んでください。
- ➤新築祝いに酒を二本贈るのはマナー違反ではない
- ➤二本には「ペア」や「夫婦円満」の良い意味がある
- ➤中国では偶数は縁起が良いとされる考え方もある
- ➤縁起を気にするなら名前に「福」や「寿」が入ったお酒を選ぶ
- ➤紅白のワインや日本酒セットはお祝いムードが高まる
- ➤新築祝いの相場は相手との関係性で5千円から3万円が目安
- ➤のし紙の水引は紅白の「蝶結び」を選ぶのが正しいマナー
- ➤表書きは「御新築御祝」や「祝御新築」と書く
- ➤プレゼントは新居披露の際に手渡しするのがベスト
- ➤渡す際にはお祝いの言葉を添えることが大切
- ➤相手の好みをリサーチしてお酒の種類を選ぶのが最重要
- ➤日本酒好きには大吟醸、ワイン好きにはシャンパンが人気
- ➤お酒とペアグラスのセットもおしゃれな贈り物になる
- ➤気持ちを伝えるために手書きのメッセージカードを添える
- ➤新築祝いに酒を二本贈る選択は祝福を伝える素敵な方法

