新築祝い息子に何贈る?相場やマナー、喜ばれるプレゼント選び
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大事な息子の新しい門出である新築、親として心からお祝いしてあげたいものですよね。

しかし、いざ新築祝い息子へのプレゼントを考え始めると、お祝いの相場はいくらくらいが適切なのか、現金と品物ではどちらが良いのか、また贈る時期やタイミングにはどのようなマナーがあるのか、分からないことばかりで頭を悩ませてしまう方も多いのではないでしょうか。

特に、息子夫婦の好みもありますし、せっかくのお祝いが負担になってしまわないか、喜ばれるものを贈りたいという気持ちが強いほど、プレゼント選びは慎重になるものです。

また、お祝いには熨斗(のし)が欠かせませんが、その書き方一つにも守るべき作法があります。

人生の大きな節目ですから、マナー違反なく、心からの祝福を伝えたいものです。

この記事では、そんな新築祝い息子への贈り物に関するあらゆる疑問や不安を解消します。

親から子へ贈るお祝いの適切な金額や、現金を贈る場合の注意点、さらにはお返し(内祝い)に関する気遣いまで、具体的な情報を網羅しました。

新生活に役立つ家電や、好みが分からないときに重宝するカタログギフトなど、息子夫婦に心から喜んでもらえるプレゼントのアイデアも豊富に紹介しています。

この記事を読めば、あなたの祝福の気持ちが最高のかたちで伝わる、素敵な新築祝いの準備が整うはずです。

この記事でわかること
  • ➤新築祝い息子へ贈るお祝いの適切な相場と金額
  • ➤お祝いに現金を贈る際の具体的なマナーと注意点
  • ➤贈り物を渡すのに最適な時期とタイミング
  • ➤恥をかかないための熨斗(のし)の正しい選び方と書き方
  • ➤息子夫婦に本当に喜ばれるプレゼント選びのコツ
  • ➤新生活を豊かにするおすすめの家電製品
  • ➤贈る側も贈られる側も安心なカタログギフトの魅力

 

新築祝い息子への贈り物で悩む親御さんへ贈る基本

この章のポイント
  • ➤気になる新築祝いの相場と金額の目安
  • ➤お祝いに現金を贈る際の注意点とは
  • ➤贈り物を渡す時期とタイミングのマナー
  • ➤恥をかかないための熨斗(のし)の選び方
  • ➤最低限知っておきたいプレゼントの基本マナー

気になる新築祝いの相場と金額の目安

息子さんの新築という喜ばしい知らせを受け、まず気になるのが「お祝いにいくら包めば良いのか」という点ではないでしょうか。

新築祝い息子への金額は、親子の関係性や家庭ごとの考え方によって幅がありますが、一般的な相場を知っておくことで、安心して準備を進めることができます。

結論から言うと、親から子へ贈る新築祝いの相場は、5万円から10万円程度が最も一般的です。

中には、30万円以上といった高額なお祝いを贈るケースや、住宅購入の資金援助という形で数百万円単位のサポートをする場合もありますが、これはあくまで一部の例です。

大切なのは、ご自身の経済状況や、両家(自分の家と配偶者の実家)のバランスを考慮することです。

例えば、片方の親だけが突出して高額なお祝いをすると、息子夫婦が恐縮してしまったり、もう一方の親御さんが気まずい思いをしたりする可能性も考えられます。

可能であれば、事前に両家で話し合い、金額の足並みをそろえておくと、息子夫婦も素直に喜びやすいでしょう。

関係性別に見る新築祝いの相場比較

親から子への金額がなぜ高額になる傾向があるのかを理解するために、他の関係性における相場も見てみましょう。

こうして比較すると、親から子への新築祝いがいかに特別なものであるかが分かります。

  • 兄弟・姉妹へ:1万円~5万円
  • 祖父母から孫へ:3万円~10万円
  • その他の親戚(甥・姪など)へ:1万円~3万円
  • 友人・知人へ:5,000円~1万円
  • 会社の同僚・部下へ:5,000円~1万円
  • 会社の上司へ:1万円~2万円

これらの金額はあくまで目安であり、付き合いの深さやご自身の年齢によって変動します。

しかし、親から子への5万円~10万円という金額は、新しい生活を始める息子夫婦への大きな支援と祝福の気持ちの表れと言えるでしょう。

現金以外の援助も考慮に入れる

新築祝いは、必ずしも現金でなければならないわけではありません。

例えば、お祝い金として5万円を包み、それとは別に「新生活に必要なものを」と、家具や家電の購入費用を一部負担したり、あるいは現物をプレゼントしたりするケースも非常に多いです。この場合、お祝いの総額が相場に収まるように調整するのが一般的です。

また、すでに住宅ローンの頭金を援助している場合などは、それを新築祝いとみなし、別途お祝いを贈らないか、贈るとしても少し控えめな金額にするという考え方もあります。

最も重要なのは、金額の多寡よりも「息子の新しい門出を祝う心」です。

相場はあくまで一つの基準として参考にしつつ、ご家庭の状況に合わせて、無理のない範囲で心を込めたお祝いをすることが、息子さんにとって何より嬉しい贈り物となるでしょう。

お祝いに現金を贈る際の注意点とは

新築祝いとして現金を贈ることは、息子夫婦が自分たちの好みや必要に応じて自由にお金を使えるため、非常に実用的で喜ばれる選択肢の一つです。

しかし、現金を贈る際には、相手に失礼のないよう、いくつかのマナーや注意点を押さえておく必要があります。

新札を用意するのが基本マナー

まず、お祝いとして包む現金は、必ず「新札」を用意しましょう。

新札を用意することは、「この日のために準備していました」という心遣いや、新しい門出を祝う気持ちを表すための大切なマナーです。

銀行の窓口や両替機で簡単に手に入りますので、事前に準備しておくことを忘れないでください。

使い古したお札や、シワのあるお札を包むのは、お祝い事においては避けるべきです。

ご祝儀袋の選び方と書き方

現金をそのまま手渡しするのはマナー違反です。

必ず、新築祝いにふさわしいご祝儀袋に入れましょう。

ご祝儀袋を選ぶ際のポイントは「水引」の種類です。

  • 水引の種類:紅白の「蝶結び(花結び)」を選びます。蝶結びは、何度でも結び直せることから、「何度あっても嬉しいお祝い事」に使われます。結婚祝いなどで使われる「結び切り」は、一度きりのお祝い事に使うものなので、新築祝いには適しません。
  • 表書き:水引の上段中央に、濃い黒の毛筆または筆ペンで「祝 御新築」「御新築御祝」「御祝」などと書きます。「新築御祝」の4文字は「死」を連想させるため避けた方が良いという考え方もありますが、近年ではあまり気にされない傾向もあります。心配な場合は、3文字や5文字の表書きを選ぶと無難です。
  • 名入れ:水引の下段中央に、表書きより少し小さめの字で贈り主の名前を書きます。ご自身のフルネーム、あるいは夫婦連名で贈る場合は、中央に夫のフルネームを書き、その左側に妻の名前のみを書きます。

ご祝儀袋のデザインは、包む金額とのバランスを考えることも大切です。

例えば、1万円~3万円程度であればシンプルなデザインのもの、5万円以上を包むのであれば、水引が豪華なものや和紙の質が良いものを選ぶと、中身の金額と釣り合いが取れます。

避けるべき金額「忌み数」

お祝い事で現金を贈る際には、縁起が悪いとされる「忌み数」を避けるのが古くからの習わしです。

新築祝いにおいては、特に「4」や「9」のつく金額は、「死」や「苦」を連想させるためタブーとされています。

4万円や9万円といった金額は包まないように注意しましょう。

また、偶数は「割り切れる」ことから「別れ」を連想させると言われますが、近年では「ペア」を意味する「2」や、末広がりの「8」は縁起が良いとされることもあり、2万円や8万円は許容される傾向にあります。

しかし、10万円はキリが良くお祝い金としてよく使われるため問題ありません。

心配な場合は、3万円、5万円、7万円といった奇数の金額を選ぶのが最も確実で安心です。

これらのマナーを守ることで、お祝いの気持ちがより丁寧に伝わり、息子夫婦も気持ちよく受け取ることができるでしょう。

贈り物を渡す時期とタイミングのマナー

心を込めて選んだ新築祝いも、渡す時期やタイミングを間違えると、かえって相手の迷惑になってしまうことがあります。

特に、引っ越し前後は非常に慌ただしいものです。

息子夫婦の状況を思いやり、最適なタイミングでお祝いを渡すことが大切です。

最適な時期は「入居後1ヶ月から2ヶ月以内」

新築祝いを渡す最も良い時期は、新居での生活が少し落ち着いてくる、入居後1ヶ月から2ヶ月以内が目安とされています。

引っ越してすぐは、荷解きや各種手続き、近所への挨拶などで非常に忙しく、来客対応が難しい場合が多いからです。

また、家具や収納の配置がある程度決まった後の方が、プレゼントを置く場所にも困りません。

「お祝いは早く渡すべき」と焦る必要はありません。

まずは「新築おめでとう」の言葉を伝え、相手の状況が落ち着くのを待ってから「近いうちにお祝いを持って行きたいのだけど、いつ頃が都合良い?」と事前に確認するのが、最も丁寧で親切な対応です。

新居披露に招かれた場合はその時に

もし、息子夫婦から新居のお披露目会に招待された場合は、その当日に持参するのが正式なマナーです。

この日のために準備したという気持ちが伝わります。

ただし、注意点がいくつかあります。

  1. 大きすぎる・重すぎる贈り物は避ける:当日持参する場合、あまりにも大きかったり重かったりする品物は、相手に持ち運びや置き場所の負担をかけてしまいます。家電などのかさばる物を贈る場合は、事前にその旨を伝え、後日配送する方が親切です。当日は目録やメッセージカードを渡すとスマートでしょう。
  2. 他の招待客への配慮:もし他に招待客がいる場合は、玄関先などでこっそりと渡す配慮が必要です。他の人の前で堂々と渡すと、プレゼントの金額や内容が比較されてしまい、他の招待客や息子夫婦を気まずい思いにさせてしまう可能性があるからです。

もし、お披露目会に都合で参加できない場合は、その旨を伝え、後日改めて訪問するか、配送の手配をしましょう。

遠方で訪問できない場合

遠方に住んでいて直接訪問するのが難しい場合は、もちろん配送しても問題ありません。

その際も、渡す時期は入居後1ヶ月から2ヶ月以内を目安にします。

配送する上で大切なのは、必ず相手の受け取りに都合の良い日時を確認することです。

サプライズで送ってしまうと、不在で受け取れなかったり、まだ家が片付いていないタイミングで届いてしまったりする可能性があります。

また、品物だけを送りつけるのではなく、必ず電話や手紙、メッセージカードなどで「お祝いの品を送ったので、〇月〇日頃に届くと思います」と一報を入れておきましょう。

お祝いの言葉を添えることで、直接会えなくても祝福の気持ちがしっかりと伝わります。

何よりも大切なのは、新しい生活のスタートで忙しい息子夫婦の負担にならないように配慮することです。

恥をかかないための熨斗(のし)の選び方

新築祝いの贈り物には、日本の美しい伝統である「熨斗(のし)」を掛けるのが正式なマナーです。

しかし、一言でのしと言っても、水引の色や結び方、表書きの書き方など、守るべきルールがいくつかあります。

これらを正しく理解しておくことで、礼儀正しく、心のこもったお祝いを贈ることができます。

水引は「紅白の蝶結び」一択

のし紙の中心にある飾り紐を「水引」と呼びます。

新築祝いに用いる水引は、必ず「紅白の蝶結び(花結び)」を選んでください。

蝶結びは、何度でも簡単に結び直せることから、「これから先、何度あっても嬉しいお祝い事」の際に使われる、非常におめでたい結び方です。

出産や進学などのお祝いも同様です。

一方で、結婚祝いや快気祝い、お見舞いなどで使われる「結び切り」や「あわじ結び」は、「一度きりであってほしいこと」に使われます。

これらは固く結ばれてほどけない形をしており、新築祝いに使うのはマナー違反となりますので、絶対に間違えないようにしましょう。

表書きと名入れの正しい書き方

水引を挟んで、上段に書くのが「表書き」、下段に書くのが贈り主の名前である「名入れ」です。

これらは、お祝いの目的と誰からの贈り物かを明確に伝えるためのものです。

  • 表書き:水引の上段中央に、濃い黒の毛筆か筆ペンで書きます。最も一般的なのは「御新築御祝」です。その他にも「祝 御新築」や、シンプルに「御祝」としても問題ありません。ボールペンや万年筆で書くのは避けましょう。
  • 名入れ:水引の下段中央に、表書きよりも少し小さな文字で贈り主の名前をフルネームで書きます。夫婦連名で贈る場合は、中央に世帯主である夫のフルネームを書き、その左側に妻の名前のみを書くのが一般的です。

最近では、表書きが印刷されたのし紙も多く市販されていますが、名入れは手書きの方がより丁寧な印象を与えます。

字に自信がなくても、心を込めて丁寧に書くことが大切です。

内のしと外のしの使い分け

のしの掛け方には「内のし」と「外のし」の2種類があり、贈り物の渡し方によって使い分けるのが一般的です。

  1. 内のし:品物の箱に直接のし紙を掛け、その上から包装紙で包む方法です。包装紙を開けるまでのしが見えないため、控えめな印象を与えます。主に、お祝いを配送する場合や、内祝い(お返し)の際に用いられます。配送中にのし紙が汚れたり破れたりするのを防ぐ目的もあります。
  2. 外のし:品物を包装紙で包んだ上からのし紙を掛ける方法です。贈り物を渡した際に、表書きや贈り主の名前がすぐに分かります。そのため、お祝いの目的をはっきりと伝えたい場合や、新居披露などで直接手渡しする際に適しています。

親から息子への新築祝いの場合、直接訪問して手渡しすることが多いかと思われますので、その場合は「外のし」がより適していると言えるでしょう。

しかし、これは厳格なルールではないため、どちらを選んでも大きな問題はありません。

迷った場合は、ギフトを購入するお店のスタッフに相談してみるのも良いでしょう。

最低限知っておきたいプレゼントの基本マナー

良かれと思って選んだプレゼントが、実は新築祝いのタブーに触れてしまっていた、という事態は避けたいものです。

古くからの言い伝えや縁起を担いだマナーが存在し、これらを知っておくことは、相手への配慮を示す上で非常に重要です。

ここでは、新築祝いのプレゼント選びで特に注意すべき点を解説します。

火事を連想させるものは避ける

最も有名なタブーが「火」に関連するものです。

新しい家にとって火事は最大の災難であるため、それを連想させるアイテムは贈るべきではないとされています。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • キャンドル、アロマキャンドル
  • ライター、灰皿
  • ストーブ、コンロ
  • 赤い色のもの全般(花、雑貨、家電など)

赤い色のものは、それ自体が火や炎を直接的にイメージさせるため、特に注意が必要です。

たとえ相手が赤い色を好んでいたとしても、新築祝いという特別な機会では避けるのが賢明です。

もし、キッチンコンロなど、火に関連するものでも相手からリクエストがあった場合は、もちろん贈っても問題ありません。

壁や柱に傷をつけるもの

新築の家は、壁も柱もすべてが新品です。

そこに穴を開けたり傷をつけたりする必要がある贈り物は、相手に負担をかける可能性があるため、避けた方が良いとされています。

例えば、壁掛け時計、絵画、壁に取り付けるタイプの棚などがこれに当たります。

もちろん、インテリアとして非常に魅力的ですが、設置場所や壁の材質、そして何より「新築の壁に穴を開けることへの抵抗感」は人それぞれです。

どうしてもこれらのアイテムを贈りたい場合は、必ず事前に「壁に掛けるタイプの時計を考えているんだけど、迷惑じゃないかな?」と息子夫婦に確認を取りましょう。

最近では、壁に傷をつけずに飾れるフックなども市販されていますので、そういったものとセットで贈るという配慮も喜ばれるかもしれません。

履物や敷物も注意が必要なアイテム

意外と知られていないかもしれませんが、スリッパやマット、ラグといった敷物も、目上の方への贈り物としては避けるべきとされることがあります。

これらは「相手を踏みつける」という意味合いに捉えられかねないためです。

しかし、このマナーは主に会社の上司など、フォーマルな関係性で意識されることが多いです。

親から子へ贈る場合には、そこまで厳密に気にする必要はないでしょう。

むしろ、新しい家で使えるお洒落なスリッパや玄関マットは実用的なプレゼントとして喜ばれることも多いです。

ただし、もし義理の親(息子のお嫁さんの両親)の目を気にするような状況であれば、念のため避けておいた方が無難かもしれません。

最終的に最も大切なのは、息子夫婦の好みやライフスタイルを尊重することです。

これらのマナーはあくまで一般的な知識として心に留めおきつつ、相手が本当に喜んでくれるものは何かを一番に考えてプレゼントを選びましょう。

 

新築祝い息子の新生活を応援するプレゼント選び

この章のポイント
  • ➤息子夫婦に本当に喜ばれるものの選び方
  • ➤新生活に役立つ最新家電のプレゼント
  • ➤相手の好きな物が選べるカタログギフトも人気
  • ➤最高の新築祝い息子に贈るための最終チェック

息子夫婦に本当に喜ばれるものの選び方

新築祝いの基本的なマナーや相場を理解した上で、次はいよいよ具体的なプレゼント選びです。

せっかく贈るからには、心から「嬉しい!」と思ってもらえるものを選びたいですよね。

息子夫婦に本当に喜ばれるものを選ぶためには、いくつかの大切なコツがあります。

一番確実なのは「欲しいものを直接聞く」

サプライズも素敵ですが、プレゼント選びで失敗しない最も確実な方法は、ストレートに本人たちに欲しいものを聞いてしまうことです。

特に親から子への贈り物の場合、遠慮なくリクエストしやすい関係性であることも多いでしょう。

「新築祝いに何かプレゼントしたいんだけど、何か必要なものや欲しいものはある?」と聞いてみてください。

新生活を始めるにあたり、「あれも欲しい、これも必要」と考えているものはたくさんあるはずです。

自分たちで買うには少し高価で躊躇している家電や、憧れのブランドのインテリア雑貨など、具体的なリクエストが聞けるかもしれません。

欲しいものを贈れば、好みに合わなかったり、すでに持っていたりという失敗が絶対にありません。

実用性を最も重視するならば、これが最善の方法と言えるでしょう。

夫婦二人の意見を聞くことが大切

忘れてはならないのが、新しい家は息子一人だけのものではなく、「息子夫婦」の城であるということです。

プレゼントを選ぶ際には、必ず息子だけでなく、お嫁さんの意見も尊重するようにしましょう。

特に、キッチン用品やインテリア雑貨などは、主に使うのがお嫁さんであるケースも多いです。

息子の好みだけで選んでしまうと、お嫁さんにとっては趣味に合わない、使い勝手が悪い、といったことになりかねません。

欲しいものを聞く際も、夫婦でよく話し合って決めてもらうよう促すのが良いでしょう。

二人が納得して選んだものであれば、そのプレゼントは夫婦共通の嬉しい思い出になります。

「自分では買わないけど、あると嬉しい」を狙う

もし、直接聞いても「特にないよ」「気持ちだけで十分」と遠慮されてしまった場合は、「自分たちではなかなか手が出せないけれど、貰ったら生活が豊かになるもの」という視点で選ぶのがおすすめです。

具体的には、以下のようなものが考えられます。

  • 高品質なタオルセット:普段使いのタオルは安価なもので済ませがちですが、今治タオルなどの高級なタオルは肌触りも吸水性も格別です。毎日使うものだからこそ、質の良いものは生活の満足度を上げてくれます。
  • デザイン性の高い調理器具:有名ブランドのホーロー鍋や、おしゃれな電気ケトルなど、キッチンにあるだけで気分が上がるようなアイテムです。
  • 上質なパジャマやルームウェア:家で過ごす時間を快適にするアイテムも喜ばれます。お揃いのものを贈るのも素敵ですね。
  • 少し高級なグラスや食器のセット:来客時にも使えるような、自分たちではなかなか揃えないブランドの食器は、特別感があり喜ばれます。

これらのアイテムは、なくても生活はできますが、あることで日々の暮らしが少し贅沢で、楽しくなるものばかりです。

息子夫婦のライフスタイルを想像しながら、彼らの生活をアップグレードしてくれるような一品を選んでみてはいかがでしょうか。

新生活に役立つ最新家電のプレゼント

現金と並んで、あるいは現金にプラスして贈るプレゼントとして絶大な人気を誇るのが「家電製品」です。

特に、共働きの息子夫婦にとっては、家事の負担を軽減してくれる「時短家電」や、生活の質を向上させてくれる「快適家電」は、何より嬉しい贈り物となります。

ただし、すでに持っているものと重複したり、設置スペースがなかったりする可能性もあるため、事前にリクエストを聞くか、少なくとも「〇〇を贈ろうと思うんだけど、どうかな?」と確認するのが賢明です。

家事の負担を軽くする「時短家電」

新しい家での生活は楽しいものですが、家事の負担は依然として大きな課題です。

そんな二人を助ける時短家電は、まさに救世主とも言える存在でしょう。

ロボット掃除機

もはや「三種の神器」の一つとも言えるロボット掃除機。留守中に自動で床をきれいにしてくれるため、掃除にかける時間を大幅に削減できます。最近では、水拭き機能を搭載したモデルや、ゴミを自動で収集してくれるステーション付きのモデルも人気です。

コードレススティッククリーナー

気づいた時にサッと掃除ができる手軽さが魅力です。吸引力の高いモデルや、アタッチメントが豊富なモデルなど、様々な種類があります。特に、新しい家をきれいに保ちたいという気持ちが強い時期には重宝されます。

食器洗い乾燥機

毎日の食器洗いは、意外と時間と手間がかかるものです。食洗機があれば、その時間を家族団らんや趣味の時間に充てることができます。節水効果が高いのも嬉しいポイントです。キッチンのスペースに合うか、設置工事が必要かなどを事前に確認する必要があります。

暮らしを豊かにする「快適・娯楽家電」

日々の生活をより快適に、そして楽しくしてくれる家電も、新築祝いのプレゼントとして非常に喜ばれます。

加湿空気清浄機

新しい家は建材の匂いが気になったり、気密性が高いために空気がこもりやすかったりすることがあります。空気清浄機は、ハウスダストや花粉、ウイルスなどを除去し、クリーンな室内環境を保つのに役立ちます。加湿機能付きであれば、冬場の乾燥対策にもなり一石二鳥です。

高機能な調理家電

料理好きな夫婦にはもちろん、普段あまり料理をしない夫婦にも喜ばれるのが最新の調理家電です。材料を入れてボタンを押すだけで本格的な料理が完成する「電気圧力鍋」や、日々の食卓を豊かにする「コーヒーメーカー」「ホームベーカリー」などが人気です。

ホームプロジェクター・高音質スピーカー

新しい広いリビングで、映画や音楽を楽しんでもらいたいという思いを込めて贈るのも素敵です。ホームプロジェクターがあれば、自宅が簡単にホームシアターに早変わりします。Bluetoothで手軽に接続できる高音質なスピーカーも、日々の生活に彩りを加えてくれるでしょう。

家電を贈る際は、家のインテリアに馴染むよう、デザインや色にも配慮すると、より一層喜ばれるプレゼントになります。

相手の好きな物が選べるカタログギフトも人気

「欲しいものを聞いても遠慮されてしまう」「夫婦の好みがよく分からない」「他の人からの贈り物と重複しないか心配」…。

そんな悩みを一挙に解決してくれるのが「カタログギフト」です。

かつては「手抜き」というイメージを持たれることもありましたが、現在では内容が非常に充実しており、新築祝いの贈り物として定番の人気を誇っています。

カタログギフトのメリット

カタログギフトが新築祝いに選ばれるのには、贈る側にも贈られる側にも嬉しい、たくさんのメリットがあるからです。

    • 相手が本当に欲しいものを選べる:最大のメリットは、息子夫婦が自分たちのライフスタイルや好みに合わせて、本当に必要なものを自由に選べる点です。これにより、「もらっても困る」という事態を100%避けることができます。
    • 好みが分からなくても安心:インテリアの趣味や好きなブランドが分からなくても、カタログギフトなら心配無用です。グルメ、キッチン用品、家電、インテリア、体験ギフトなど、幅広いジャンルの商品が掲載されているため、必ず気に入るものが見つかります。
    • 贈り物の重複を防げる:他の親戚や友人と贈り物が被ってしまう心配がありません。</li
    • 金額が相手に直接伝わりにくい:現金や商品券ほど露骨に金額が分からないため、相手に気を遣わせすぎないという配慮にもなります。
    • コンパクトで持ち運びやすい:お披露目会などで直接手渡しする際にも、かさばらないのでスマートに渡すことができます。

特に、親からの高額な新築祝いの場合、現金だと少し生々しいと感じる方にとって、品物を選べるカタログギフトは非常に良い選択肢となります。

新築祝いにおすすめのカタログギフト

最近のカタログギフトは、 단순히商品を羅列しているだけではありません。

特定のジャンルに特化した、魅力的なものがたくさん登場しています。

インテリア・雑貨に特化したカタログ

北欧デザインのアイテムばかりを集めたものや、有名セレクトショップが監修したものなど、お洒落なインテリアや雑貨が好きな夫婦に喜ばれます。新しい家の雰囲気に合わせて、自分たちでアイテムを選べる楽しみがあります。

グルメに特化したカタログ

高級なお肉や海鮮、有名店のスイーツ、お酒など、普段はなかなか食べられない「お取り寄せグルメ」が満載のカタログです。引っ越しの片付けで疲れている時に、美味しいものを食べて元気になってもらうというメッセージも込められます。

体験型ギフトが選べるカタログ

モノではなく「コト」を贈る、新しいかたちのギフトです。夫婦二人で楽しめるレストランでの食事券や、温泉旅行、クルージング、リラクゼーションサロンのチケットなどが選べます。新しい家での生活が落ち着いた頃に、リフレッシュしてもらうための贈り物として最適です。

カタログギフトを贈る際には、ただ渡すだけでなく、「新しいお家で必要なものを選んでね」「落ち着いたら二人で美味しいものでも食べて」といったメッセージカードを添えると、より一層温かい気持ちが伝わります。

祝福の気持ちを伝えつつ、相手の選択を尊重できるカタログギフトは、現代のライフスタイルに合った、非常にスマートで心遣いに満ちた贈り物と言えるでしょう。

最高の新築祝い息子に贈るための最終チェック

さて、これまで新築祝い息子への贈り物に関する相場やマナー、具体的なプレゼントの選び方について詳しく見てきました。

最後に、あなたの温かい祝福の気持ちが最高の形で伝わるよう、最終的なチェックポイントと、最も大切な心構えについてお伝えします。

これまでの情報を踏まえ、一つ一つ確認していきましょう。

お祝いの気持ちを伝えるメッセージを添える

現金であれ、品物であれ、あるいはカタログギフトであれ、どのようなお祝いを贈るにしても、ぜひ「お祝いのメッセージ」を添えることを忘れないでください。

「新築おめでとう。これからの新しい生活が、笑顔と幸せに満ちた素晴らしいものになるよう心から願っています」といった、シンプルな言葉でも構いません。

あなたの祝福の気持ちや、息子夫婦を思う心がこもった手書きのメッセージは、どんな高価な贈り物にも勝る、心に残るプレゼントになります。

特に、品物だけを配送する場合など、直接会って言葉を伝えられない時には、メッセージカードの存在が非常に重要になります。

「お返しは不要」と伝える気遣い

本来、新築祝いをいただいた場合、お披露目会を開くか、あるいは「内祝い」としてお返しの品を贈るのがマナーとされています。

しかし、親から子へのお祝いの場合、「お返しは気にしなくていいよ」と一言伝えてあげるのが、優しい心遣いとなります。

新しい生活は何かと物入りですし、内祝いの準備も負担になりかねません。

「お返しは考えず、新生活のために使いなさい」と伝えてあげることで、息子夫婦は余計な気を遣うことなく、素直にお祝いを受け取ることができるでしょう。

もちろん、それでも「感謝の気持ちだから」と何かお返しをしてくれるかもしれませんが、親としてはまずそのように声をかけてあげることが大切です。

最も大切なのは「祝福する心」

相場やマナー、人気のプレゼントなど、様々な情報をお伝えしてきましたが、新築祝いにおいて最も大切なことは、言うまでもなく「息子夫婦の新しい門出を心から祝福する気持ち」です。

金額や品物の内容ももちろん大切ですが、それはあくまで気持ちを形にするための一つの手段に過ぎません。

あなたの「おめでとう」という純粋な気持ちが根底にあれば、その想いは必ず息子夫婦に伝わります。

これまでの準備と知識は、その大切な気持ちを、相手に心地よく、そして正しく伝えるためのものです。

自信を持って、あなたの選んだ最高のお祝いを届けてあげてください。

この記事が、あなたの素晴らしい新築祝い息子への贈り物のための一助となれば幸いです。

この記事のまとめ
  • ➤新築祝い息子への相場は5万円から10万円が一般的
  • ➤両家のバランスを考え金額を決めるとより丁寧
  • ➤現金でお祝いを贈る際は必ず新札を用意する
  • ➤ご祝儀袋の水引は紅白の蝶結びを選ぶのがマナー
  • ➤表書きは「御新築御祝」などが一般的で濃い筆で書く
  • ➤お祝いを渡す時期は入居後1ヶ月から2ヶ月後が最適
  • ➤新居披露に呼ばれた場合は当日に持参するのが礼儀
  • ➤火を連想させる赤い物やキャンドルは避けるべき
  • ➤壁に穴を開ける時計や絵画は事前に確認が必要
  • ➤プレゼント選びは欲しいものを直接聞くのが最も確実
  • ➤夫婦二人の意見を尊重することがプレゼント選びの鍵
  • ➤時短や快適さをもたらす最新家電は人気の贈り物
  • ➤相手が好きな物を選べるカタログギフトも大変喜ばれる
  • ➤どんな贈り物にも祝福のメッセージを添えることが大切
  • ➤親から子へのお祝いでは「お返しは不要」と伝える気遣いを

 

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